ミジンコの全滅する条件と繁殖に効く条件の探索実験結果

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餌として飼育されているミジンコはとても強靭で、環境が整っていれば爆発的に増殖します。

 

ですが、条件が崩れてしまえば、一気に全滅といったこともあり、条件が悪くなるととたんに弱くなります。

 

そんなミジンコの悪条件と条件の悪化を防ぐ方法について調べてみました。

 

ミジンコがなぜ全滅するか

 

ミジンコは単為生殖で、基本的には自分のクローンを生み出すような生活をしており、環境が悪化したりなどと変化に対応しなくてはいけなくなった時に♂が生まれて有精生殖をいます。

 

そのため、多様性がなく、1つの条件が狭い水槽などで一度崩れて死亡するほどに悪化した場合、少しずつ死亡個体が増えるのではなく、一斉に死亡してしまいます。

 

このため、条件の悪化に気づきにくく、見たらいなくなっているといったことが起こります。

 

少しずつの変化であれば♂が産まれるまでの時間がありますが、一気に悪化すると間に合いません。

 

そんなミジンコですが、温度変化に強く、汚い水でもバクテリアがしっかりとしていれば生きていけ、強靭な生き物です。

 

そういった前提に立って、どこまで状況を悪化させると全滅し、改善が進むとどうなるのか試してみました。

 

水温が高温になると

1つ目の実験として夏場に日向に水槽を置いておくと陥りやすい水温の高温化について実験してみました。

 

水槽として、1mほどの深さのあるプラスチック製のゴミ箱と浅い発泡スチロール、日陰に置いた発泡スチロールの容器で試してみました。

 

これで、日中は日当たり良好、35℃の猛暑日の条件で実験しました。

 

結果として、発砲スチロール製の容器は側面及び底面から熱がほとんど逃げることのできないといった特性もあり、日向で水温50℃、日陰でも37℃と高温になりました。

 

ゴミ箱では表面付近が40℃程度とこちらも高温になっています。

 

このとき、さすがに水温50℃には耐えることができず、完全に全滅したものの、残り二つの水槽は死亡個体無しで生き延びました。

 

水温37℃までは十分に耐えられることと、水深があると深い位置の水温が低く保たれるため生き残れたようです。

 

水深があると、朝や夜などの温度が下がれば上がってきて、日中水温が上がると深くへ潜ってしまうことも確認しており、屋外ではゴミ箱にいっぱい水を入れて、ある程度日光が入る環境で飼育するのが良いと思います。

 

汚い水(アンモニア)

次に汚い水に耐えられるのかといったことも試してみました。

 

それもアンモニア臭のする夏のカメ水槽汚水です。

 

1日濾過を止めて抽出した水からはアンモニア臭がするため、非常に管理が大変でしたが、これも面白い結果でした。

 

ます、濾過がうまくいって、硝酸塩まで分解が進んでいる状態では非常にミジンコの繁殖に有益になっていることは既に確認しています。

 

しっかりと生物濾過を通してアンモニアの毒素を減らせば、良い水が作れますが、大元のアンモニアは猛毒なのでどこまで耐えられるかとみていましたが、においを人が感じるくらい水に含まれているようではもう限界を超えているようで、1晩できれいに全滅しました。

 

その後、何度か少量のミジンコを入れてみるもことごとく全滅し、屋内で日光を入れない場合はかなり水替えをしてアンモニア量を減らさないとダメでした。

 

それに対して日向のゴミ箱にも入れてみましたが、こちらは全く影響がなく、半分ほどアンモニア入りの汚水に変えてもしっかり生きており、3日もたてばいつもと変わらないミジンコ浄化水になっています。

 

日光の影響は大きいようで、日光にさらされた水からアンモニアが蒸発して水が無害化されたのではと考察しています。

 

日光の影響

この結果もあり、最後に日光がどれだけ影響するかも確認してみました。

 

変化を確認するのに、これまでの屋外のゴミ箱と、屋内に水槽2本。何もライトを入れていないものと。50Wのハロゲンライト入れたものと3つで比較してみました。

 

その結果は予想通りで、ライトがあれば成長や繁殖に好影響があり、ないとミジンコはあまり増えず、減少していき、最終的には2週間くらいの放置で全滅してしまいました。

 

リクガメや爬虫類の飼育でも痛感していますが、やはり生き物は日光の下が一番元気になりますし、活発に繁殖も行うことのできる体力、免疫力を得ることができるようです。

 

それは餌であるミジンコも同じで、安価に育てたいならば屋外で維持管理をしたほうが良い結果が得られそうです。

 

まとめ

 

ミジンコの繁殖のコツを探して見ましたが、以下3点が重要なようです。

ポイント

  • 水温(40℃くらいまで耐えられるが理想は25℃)
  • 水質(アンモニアなどの毒はあるとダメ)
  • 日光(必要であるがハロゲンライトなどで代用可)

 

また、水温に変化を付けるようにするには水深の持てる背の高いゴミ箱が理想であり、ミジンコの繁殖には最適の装備だと感じています。

 

ゴミ箱内のミジンコはこれまで1年ほど全滅もなく生き延びています。

 

このようにNGな点をなくしていけばミジンコは年中自家繁殖で維持できると思います。

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kamesaki

インドホシガメ飼ってます🐢 カメラもやってます📷 プログラムやDIYとかいろいろやります 超趣味人な生活を楽しむ人生を目指して日々精進!

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1件の返信

  1. 2019年8月26日

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