夏レプで見たCITES1類提案個体と国内登録(マイクロチップ)の問題

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

2019年8月3,4と夏レプがあり、僕は3日に見てきましたが、インドホシガメについては、かなりの数が出展されており、ひと昔前に戻ったような状態でした。

 

CITES会議をひかえて

 

CITESのCoP18会議はスリランカのテロの影響を受けて、スイスのジュネーブで8月17~28日の日程で開催されます。

 

カメ目については、インドホシガメ、パンケーキガメ、モエギハコガメ、アンナンガメが附議書Ⅰへの昇格を提案されています。

 

この中で、価格が上昇していたものはインドホシガメだけで、他の種で高騰などは確認できませんでした。

(アンナンガメは見ず)

 

インドホシガメについて、一通り個体の状態を見て回りましたが、大体は表記されていればヨルダンCB、記載がなくても甲羅の状態などからCB個体であるのが全部で、WCと疑わしき個体は見かけていません。

 

値段は「ピンポンサイズ」で6万円から、最大でペア38万まで開きがありました。

 

また、♂はすぐに繁殖可能で素晴らしいサイズの個体が2頭ほどいましたが、♀はそこまでにはもう一回りほしい個体まででした。

 

これらを見ると、個人的な感想としては、密輸ルートは撲滅されており、すでに繁殖したい人、継続飼育したい人と手放したい人がはっきりと分かれているのではないかと感じます。

 

これからを期待できる個体は繁殖したい人にお迎えされたならば良いのですが、小さな個体については会議の結果いかんによっては心配です。

 

マイクロチップ

僕の考えとしては密輸個体が出回らないようにするために国際協力をして取り締まるのには賛成です。

 

インドホシガメはかなりの乱獲と生息地の開発で圧を受けて生息数の減少が問題となっていることと、これまで密輸ルートが分布国の警備をすり抜けて形成され(最近摘発されたようですが)、規制が1国では難しいといった惨状をCITES1昇格提案書でかなり悲痛に訴えられているためです。

 

ここには賛成しますが、日本国内の法律は本当に保護する気があるのか疑わしく感じます。

 

爬虫類の中でも特に幼体時の死亡率の高いインドホシガメにマイクロチップを埋め込んで、個体識別を要求しています。

 

これについては、幼体については一定期間免除されないとかなりの確率で死亡することから登録の段階では猶予されるようですが、販売する場合については必ず挿入しないといけないようです。

 

マイクロチップと言っても最小でも長さ8mm、太さ1.2mmもあるカメから考えるととても大きなものです。

 

特定動物のカミツキガメもマイクロチップを挿入する必要がありますが、そのマニュアルには「甲長12.5cm以上の個体が望ましい」とあります。

 

20年以上前に作成された資料なので、マイクロチップのサイズは今よりの大きいとは思いますが、環境省はもっと繁殖して種の保全に貢献したい飼育者にも気を使ってもらいたいものです。

 

なお、ビルマホシガメについては登録が必須となっており、インドホシガメもこのままでは確実に同列に扱われます。

 

僕には最低でも甲長10cmはないとマイクロチップを埋め込む処置をしたうえで死なせないようにする勇気はありません。

 

さらに、まともに埋め込むことのできる獣医がどれだけいるかも問題になってくると思います。

 

関東であれば数名名前が挙がる爬虫類の診察もできる獣医さんがいますが、そのほかの地域ではかかりつけ医を探すのも大変な状況です。

 

CITES1の種を飼育、繁殖をするならしっかりとかかりつけ医を探しておくことは重要な飼育環境の1つです。

 

また、できる限り近くであれば最良ですね。

 

パンケーキガメとモエギハコガメについて

 

パンケーキガメはそこそこ見かけ、あまり多く入ってもなく、かといって少なくもなく値段もひと昔前から若干上がった程度だと思います。

 

この種もマイクロチップを埋め込むのはかなり怖く、卵を1つしか生まないことと合わせてもかなりリスキーになると思います。

 

モエギハコガメは相変わらず少なく、値段も変わっていませんが小さな個体は見かけずアダルトのみでした。

 

しっかりと繁殖してくれる人がいることを望みます。

 

まとめ

 

今回の夏レプ参加では見るだけでしたが、いろいろな種を見ることができ、インドホシガメ販売状況の近況もわかって飼育に気持ちを入れなおすいい機会となりました。

 

マイクロチップについては頭の痛い問題ですが、とにかく前を見て、インドホシガメの繁殖に挑戦していきます。

 

この記事が役に立ったと感じたらぜひシェアしてください!

人気記事

  1. なつくカメとなれるカメ 亀の魅力まとめ
    なつくカメとなれるカメ 亀の魅力まとめ
  2. インドホシガメの飼育ノウハウ まとめ
    インドホシガメの飼育ノウハウ まとめ
  3. カメ、リクガメの卵詰りの恐怖と抱卵、産卵予兆の見分け方
    カメ、リクガメの卵詰りの恐怖と抱卵、産卵予兆の見分け方
  4. 3年の飼育経験から考えるヘルマンリクガメなどの入門種リクガメ飼育方法   初心者に必要なもの、知識から
    3年の飼育経験から考えるヘルマンリクガメなどの入門種リクガメ飼育方法 初心者に必要なもの、知識から
  5. リクガメ飼育のお財布事情【餌代、電気代、医療費】
    リクガメ飼育のお財布事情【餌代、電気代、医療費】
  6. 飼育経験から考えるリクガメに適正な飼育ケージ
    飼育経験から考えるリクガメに適正な飼育ケージ
  7. インドホシガメ ワシントン条約 付議書1 昇格提案について思うこと
    インドホシガメ ワシントン条約 付議書1 昇格提案について思うこと
  8. ヘルマンリクガメ分布地から考える飼育環境【温度、冬眠】
    ヘルマンリクガメ分布地から考える飼育環境【温度、冬眠】
  9. タダで簡単!ミジンコの繁殖とグリーンウォーターを使いこなす
    タダで簡単!ミジンコの繁殖とグリーンウォーターを使いこなす
  10. リクガメの健康飼育【8つの観察ポイント】
    リクガメの健康飼育【8つの観察ポイント】
  11. リクガメの鼻水症状とその対処法
    リクガメの鼻水症状とその対処法
  12. 夏レプで見たCITES1類提案個体と国内登録(マイクロチップ)の問題
    夏レプで見たCITES1類提案個体と国内登録(マイクロチップ)の問題
  13. 亜種が多様なギリシャリクガメの分布地環境と魅力
    亜種が多様なギリシャリクガメの分布地環境と魅力
  14. 2月のインドホシガメ飼育 死亡個体発生と死因の推定
    2月のインドホシガメ飼育 死亡個体発生と死因の推定
  15. 飼育したい爬虫類!飼えるリクガメの種類10選
    飼育したい爬虫類!飼えるリクガメの種類10選
  16. リクガメの医学【便秘・結石】
    リクガメの医学【便秘・結石】
  17. CITES登録に向けたインドホシガメ健康診断【リクガメの健康診断内容・費用】
    CITES登録に向けたインドホシガメ健康診断【リクガメの健康診断内容・費用】
  18. リクガメの主食についての考え方と配合飼料の使いどころ
    リクガメの主食についての考え方と配合飼料の使いどころ
  19. 見た目でわからないリクガメの不調を見抜くポイント
    見た目でわからないリクガメの不調を見抜くポイント
  20. 爬虫類飼育初心者がインドホシガメをお迎えしちゃった話
    爬虫類飼育初心者がインドホシガメをお迎えしちゃった話
  21. ロシアリクガメ飼育を分布地気温・湿度から考える
    ロシアリクガメ飼育を分布地気温・湿度から考える
  22. リクガメケージ選択の一長一短
    リクガメケージ選択の一長一短
  23. リクガメ飼育温度・湿度管理の重要ポイント
    リクガメ飼育温度・湿度管理の重要ポイント
  24. デュビアのメリットデメリットと我が家での繁殖方法
    デュビアのメリットデメリットと我が家での繁殖方法
  25. 簡単飼育!ヘビ飼育の入門種コーンスネークの飼い方
    簡単飼育!ヘビ飼育の入門種コーンスネークの飼い方
  26. リクガメは健康ならばほぼ無臭【匂う臭い場合の対策も】
    リクガメは健康ならばほぼ無臭【匂う臭い場合の対策も】
  27. 我が家でのチズガメ飼育方法
    我が家でのチズガメ飼育方法
  28. 爬虫類ペットの値段を決める経済学的効果【リクガメの販売値段高騰を受けて】
    爬虫類ペットの値段を決める経済学的効果【リクガメの販売値段高騰を受けて】
  29. インドホシガメ産卵日記【2019年3月】
    インドホシガメ産卵日記【2019年3月】
  30. カメ掲示板

kamesaki

インドホシガメ飼ってます🐢 カメラもやってます📷 プログラムやDIYとかいろいろやります 超趣味人な生活を楽しむ人生を目指して日々精進!

あわせて読みたい

1件の返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。