初心者向けのカッコイイトカゲ!フトアゴヒゲトカゲと近縁種の飼育方法

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

爬虫類飼育には昆虫エサやマウスを与えなくてはならないのが一つのハードルとしてありました。

 

ですが、そこを配合飼料で補うことができるようになり最近では飼育を始める人が増えています。

 

そんな中の人気種の1つがカッコいいトカゲのフトアゴヒゲトカゲです。

 

ここではフトアゴヒゲトカゲの飼育に必要な設備や餌について、細かく説明しながらご紹介します。

 

フトアゴヒゲトカゲ

フトアゴヒゲトカゲは爬虫類飼育初心者から上級者まで幅広い層に人気のあるトカゲです。

 

そのかっこいい独特の姿で、餌を前にすると首をかしげるようなとてもかわいいしぐさをします。

 

また、雑食であり、昆虫以外に野菜などにも餌付けることができるのもポイントで、昆虫がダメで爬虫類飼育を断念しているような人にもおすすめできる良き爬虫類ペットとなります。

 

なお、サイズは比較的大きめで、成体になると50cm程度まで成長する生き物ではありますが、あまり動き回るような性格ではなく、日中にずっとホットスポットで腹を暖めている姿が観察できるようなのんびりとした生き物です。

 

そのため、サイズの割には必要なケージのサイズが小さくてよく、その迫力に対して意外と小さな設備で収まります。

 

飼育に必要な設備、知識も特別なものはあまり必要ではなく、基本でまかなえます。

 

言い換えると、フトアゴヒゲトカゲをしっかりと飼育できると言うことは、爬虫類飼育の基本はできていると言うことです。

 

そんなフトアゴヒゲトカゲですが、原産地はオーストラリアの砂地でかなり乾燥した場所です。

 

なおかつ、日中はかなり強い太陽光が降り注ぎ、夜間は温度が低下する温度差のある気候です。

 

そのため、水切れと温度変化には強い耐性をもっており、それも初心者に飼いやすいとして紹介される要因ともなっています。

 

フトアゴヒゲトカゲの基本情報

アガマ科フトアゴヒゲトカゲ属フトアゴヒゲトカゲ

最大体長50cm

寿命6~10年

分布地はオーストラリアの砂漠地帯

植生は雑食

昼行性

 

 

フトアゴヒゲトカゲ飼育設備

フトアゴヒゲトカゲが強い太陽光を浴びる場所で生活しているのは上記で説明しました。

 

その環境を再現することを目指したケージ作りがフトアゴヒゲトカゲ飼育の楽しみの一つです。

 

まず、ケージですがこれは爬虫類専用ケージが見映えやメンテナンス性から最適です。

 

サイズは90cmで十分に終生飼育が可能です。

次に床材ですが、砂系のサラサラとしたもの、下記などが良いでしょう。

 

なお、大切なホットスポットですが、紫外線のしっかり出て、温度が上がるものを選択します。

 

バスキングライトとUVBライトを別々に設置しても良いですが、下記のような1つで賄えるものを使うとすっきりとしたレイアウトにすることができます。

これに合わせて、ホットスポットの直下に石など熱を吸収して保っておけるものを置くと素晴らしく、温度が上がった石に腹を当てて暖めている姿が観察できます。

 

その姿はとても可愛く、数時間ずっと動かないこともよくあります。

 

また、高温を維持できるのは消化の促進や免疫の維持の観点からも効果的です。

 

ぜひこのようなレイアウトを組んでみると良いでしょう。

 

あと置くものは、エサざらと水いれ、必要だと感じればシェルターくらいです。

 

これらはお好みに合わせてレイアウトを考えてキレイに配置してやるとよいでしょう。

 

エサ

フトアゴヒゲトカゲを選ぶ最も良いポイントは食生活が雑食で野菜中心でも飼育できることではないでしょうか。

 

爬虫類飼育というと、大抵の場合はエサ昆虫やマウスを使う必要があり、爬虫類は大丈夫だけどエサはちょっと……

といった人が多いのも現実です。

 

そのなかで、植物食メインで飼育できる種類は数が少なく、フトアゴヒゲトカゲのかっこよさと相まって人気の秘密になっているのです。

 

植物を中心に与えるのであれば、主食は小松菜、チンゲン菜などで、他にもニンジンやカボチャなども小さく刻んで与えると良いです。

 

最近は人工エサも豊富に出ており、植物質と配合飼料で全く問題なく飼育できます。

 

植物質を中心に与えるのであれば、配合飼料を積極的に活用して動物質タンパク質を与えるようにすると良いです。

 

ですが、配合飼料は食いつきが良い代わりにこればかりを与えていては偏食になってしまいます。

 

何事もバランスよく健康的な配分で与えてやることに気を付けてやると健康的な飼育ができます。

 

人間と同じで偏食はダメということですね。

 

なお、昆虫が大丈夫であればエサ昆虫を積極的に使ってみると良いと思います。

 

食い付きがやはり断然によく、活き餌への反応は他のエサでは絶対に見られないもので、飼育する楽しみを与えてくれます。

 

餌昆虫はミルワーム、ハニーワーム、コオロギ、デュビアなどなんでも食べてくれます。

 

フトアゴヒゲトカゲは大きい部類の爬虫類であるため、一度にたくさんの量を食べることができます。

 

そのため、餌昆虫を買ってきて与えるのはある程度費用が掛かります。

 

餌虫の自家繁殖までできると素晴らしいとは思いますが、そこまではできないという人は定期的に買い出しに行って使用すると良いと思います。

 

僕のおすすめとしてはフトアゴヒゲトカゲにはデュビアの成虫であり。カルシウム剤をまぶして与えると良いと思います。

 

大きな餌虫ですので食べ応えがあるようにぼりぼりおいしそうにかじる姿は見ていて楽しく、野性味があふれていて爬虫類を飼う楽しみを味あわせてくれます。

 

食いつきが全く違い、目の輝きが全く違いますので、可能であればできる限り生餌を与えてやるのがフトアゴヒゲトカゲの餌として最良になります。

 

食性変化と肥満対策

フトアゴヒゲトカゲはベビーの頃は昆虫食傾向が強く、アダルトになっていくにつれて植物食中心に食性の変化が起こります。

 

また、ベビーであればしっかりと生長させる意味も込めて毎日餌を与えるべきですが、成長するにつれて餌の間隔をどんどん開けていくことになります。

 

つまり、ベビーの頃は餌虫or配合飼料を中心に毎日与えることが必要であり、大きくなるにつれてあげるものを増やしていくことができるということになります。

 

その間も少しづつ野菜の比率を高めていき、しっかりと食べることを確認しながら餌付けていくと良いでしょう。

 

偏食になっている個体は食いつきのいい生き餌や配合飼料をばかりしか食べず、野菜には目もくれなくなってしまうことがあります。

 

ですが、この状態では動物質たんぱくが過剰で肥満の原因になってしまいます。

 

大きくなるにつれて植物質にどんどん慣らしていきましょう。

 

慣らすときは餌の間隔をいつもよりも空けて、おなかをすかせたときに食べさせたいものを与えていくと良いです。

 

そして植物質も食べるようになると、配合飼料、餌虫と植物質を半々くらいで与えるようにしていき、与える間隔も3日おきくらいに空けていきます。

 

偏りすぎない栄養分と食べさせ過ぎない餌の配分が健康には大切です。

 

配合飼料

配合飼料で育てる場合、特に重要なのが昆虫由来の栄養が含まれているかどうかといったところでしょう。

 

安価なものであれば、安い穀物類ばかりでバランスの良くない配合になっていることがあるため、注意が必要です。

 

そのような観点から内容物を見て、選ぶと僕は下記2点の配合飼料が一番バランスの良いものであると考えます。

 

グラブパイ

グラブパイの主成分はアメリカミズアブの幼虫です。

 

このアメリカミズアブは栄養比率が理想的な餌昆虫で、爬虫類の餌として最適なカルシウム・リン比率をしている点が強みになります。

 

これを主にして、穀物類を入れたグラブパイは昆虫分を特に必要とする幼体のころに使うと良いでしょう。

 

これに合わせて、野菜を与えることで良いバランスの食事となり、そのうち野菜比率を高めていくといったやり方が良いと思います。

 

フトアゴヒゲトカゲの昆虫ブレンドフード

こちらもアメリカミズアブを主成分とした配合飼料です。

 

こちらは乾燥しているエサの粒をふやかして与えるようなタイプであり、保存性や数量の調整などがやりやすいと思います。

 

また、グラブパイと比べて安く、少量でも買える点がメリットかと思います。

 

どちらにしても主成分をアメリカミズアブの物を探して紹介しましたが、本当にこの虫が最適な栄養バランスなのです。

 

特に幼体の時期に配合飼料を与えるならこのどちらかを選ぶことをお勧めします。

 

モルフと近縁種

人気な爬虫類としてはやはりモルフ(色や柄)は飼育個体を選ぶうえで重要になってきます。

 

選別交配の結果、独特のモルフができていますので、自分の好みに合わせた個体を選ぶことは、爬虫類飼育の楽しみの一つですので、しっかりと考えて悩んでパートナーを決めましょう。

 

とはいっても他のサイトにしっかりとモルフをまとめた資料がありますので、ここでは割愛して、近縁種についてご紹介します。

 

参考:フトアゴヒゲトカゲのモルフ図鑑

 

▼フトアゴヒゲトカゲ(ノーマル)

(画像出展:ウィキペディア)

ローソンアゴヒゲトカゲ

フトアゴヒゲトカゲの半分程度(約30cm)のサイズと小さく、あごや背中のとげがフトアゴよりもおとなしい種類です。

 

あまり大きくならないフトアゴみたいなトカゲを買いたい人にオススメで、飼育ケージも一回り小さく(60cmサイズ)、コンパクトに飼育できます。

 

国内繁殖も行われており、比較的容易にお迎えできる点もポイントです。

(画像出展:all about

イロヌリアガマ

我が家にあるアガマ科のマイナー種ですが、完全に派手で小さなフトアゴといったイメージの種類です。

 

こちらはさらに小さく、体調は15cmほどになります。

 

それでいて飼育はフトアゴと全く変わらない方法ででき、ローソンアゴヒゲトカゲよりもさらに小さなケージで飼育(45cmプラケース)ができます。

 

非常に魅力的な種ではあるものの、フトアゴと比べると活発で、若干暴れるクセはあるものの慣らせば手の上でぬくぬくしていることが多くてかわいい種です。

(画像出展:我が家)

まとめ

フトアゴヒゲトカゲは爬虫類飼育初心者の飼うことのできるトカゲらしい爬虫類です。

 

その大きさやカッコよさに対して野菜も好んで食べる雑食であることも魅力の一つでしょう。

 

ですが、あくまでもバランスよく食事を与えることが、健康に飼育するための近道ですのでできる限り昆虫を可能であれば生餌を与えると良いでしょう。

 

爬虫類飼育を始めるときの選択肢にカッコよさを考える場合、ぜひフトアゴヒゲトカゲを検討してみてください。

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