簡単飼育!ヘビ飼育の入門種コーンスネークの飼い方

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コーンスネークはいろいろなモルフ(柄や特徴)があるヘビ飼育の入門種として広く飼われています。

 

入門種と言うからには、飼いやすさ、性格が穏やか、日本の気候に馴染むなどの良い特性をいっぱい持っています。

 

そんなコーンスネークの飼育方法などについて総合的にご紹介します。

 

コーンスネークの基礎

 

コーンスネークはアメリカ原産のナミヘビ科ナメラ属に分類されるヘビで和名でアカダイショウとも言います。

 

アメリカ原産ですので、気候も日本とよく似たところにも分布しており、冬眠もさせることができます。

 

日本に生息するアオダイショウとは近縁で見た目(特に顔)や性質もよく似ています。

 

和名のとおり、普通(ノーマル)個体は赤い体をしており、そこに黒い模様があるといった姿をしています。

 

体長は生体で150cmほど、体重は900gくらいまで大きくなります。

 

こう書くとすごいデカいヘビのように聞こえますが、実際はとぐろをまいてコンパクトな姿でいることが多く、実物を見ると小さく感じることでしょう。

 

なお、コーンスネーク夜行性で基本的に昼は行動しないことが多く、昼間は狭いところを好んで入り良く休憩をしています。

 

床材を敷いて飼育する場合は見つからないように潜っていることもよくあります。

 

ですが、その行動力と力は凄く、捕まる場所があまりないような場所でも体の力で登っていき、気がついたら予想もしなかったとこにいた、といったこともありました。

 

脱走には注意が必要で、逃げられないような設備を用意して飼育するようにしましょう。

 

また、餌はハツカネズミ(マウス)で与える頻度は成体なら2週間ごと、幼体であれば3日に一度といった間隔を空けます。

 

そんなコーンスネークですが寿命は10年以上と意外と長寿になります。

 

産まれてから大体1年で成体サイズとなり、その後は♀は産卵をするようになるので、繁殖を狙わない場合は♂を飼育するとよいでしょう。

 

爬虫類全般に言えることですが、死因の多くは卵詰まりです。

 

しっかりと飼育できれば防ぐことができますが、初心者には少々気にするべき点が多いと思います。

 

飼育方法

 

飼育方法は非常に簡単で、飼育にはあまり手間がかかりません。

 

一週間ほど家を空けても全く問題のなく、最も飼育が簡単な部類の生き物です。

 

その点は忙しい現代社会にあったペットであると言うことができます。

 

また、非常に生命力が高く、代謝が少なくてすむことから半年間くらい食べることがなくても生きていけるほど強靭です。

 

しかし、水はやはり必要になってきますので、置いておく必要がありますが、それでも月一回くらい飲めば生きていける特性を持っています。

 

それは全身を覆った鱗のおかげで、水分の体外への発散を防ぐ役割をしているためです。

 

ですが、上記はあくまでもそれだけの期間冬季に冬眠(クーリング)させる前提であって、繁殖を狙う飼育方法の場合です。

 

普通にペットとして飼育するのであれば、暖をとれる環境を用意するのが安全でありリスク少なく飼育できる方法です。

 

何よりもせっかく飼育するのにお世話をできないのは寂しいですしね。

 

飼育する容器についてはあまり大きなものは必要なく、下記のケージで十分に終生飼育が可能です。

 

ケージ

基本的に置いておくものは水いれと暖房器具、登って運動できる木材などもいれておくと良いでしょう。

 

木材もこだわって、かっこいい流木等を入れているとケージのなかが華やかになって良いと思います。

 

床材には様々な選択肢がありますが、それぞれ一長一短があります。

 

・キッチンペーパー

 

メリット

交換が楽

一部だけ取り替えられる

デメリット

見映えが悪い

 

 

・ペットシーツ

 

メリット

毎回全体を交換するので衛生的

デメリット

レイアウトをしていると崩して取り除く必要がある

見映えがあまりよくない

 

 

・ヤシガラマット

 

メリット

見映えが良くレイアウトにマッチする

一部だけ交換が可能

デメリット

定期的に全交換するときに大変

 

 

なお、どの床材を使用したとしても、コーンスネークは潜って身を隠すことが好きなため、姿を見れない時間が多く、特に昼はよく休んでいます。

 

基本的にその姿を楽しむことができるのは夜間であり、温度を維持していれば夜間には活発に動く姿を確認できます。

 

では、その飼育環境の温度ですが、基本的に20℃以上、理想は25℃くらいを維持できると最適な環境となります。

 

保温器具については下から温めてやることのできるパネルヒーターを敷いていれば、十分に保温効果があり問題のない環境を作ることができます。

パネルヒーター

 

また、湿度については、冬季には少々気にして加湿してやると良いですが、あまり気にしなくても飼育できます。

 

というのも、空間湿度が低くても、コーンスネークの良くいる場所に湿度が高くなっていれば問題とはならないためです。

 

上記でも説明した通り、コーンスネークは活発に動き回らずに、とぐろを巻いて休んでいることの多い生き物です。

 

そのため、下記のような上に水を張ることで湿度を保ったうえで身を隠すことのできるシェルターを用意してやると良いでしょう。

シェルター

これがあると、コーンスネークは安心して生活ができ、ストレスなく生活ができるようになります。

 

ストレスが強いとヘビは簡単に拒食になってしまう場合が多く、対応に苦慮することとなります。

 

コーンスネークは比較的拒食になりにくい種ではありますが、注意して良い環境を作ってやりましょう。

 

モルフ

コーンスネークを飼うとするならば、どのようなモルフにするかは飼育個体選びの重要なポイントとなります。

 

モルフとはその個体が持った遺伝形質の事で、コーンスネークは古くからペットスネークとして遺伝子の特徴のある個体を選別してその表現を固定することが行われてきました。

 

そのため、様々な色や柄の個体が存在し、今でも新しい表現を持った個体を作出するべくブリーダーたちの努力が続けられています。

 

そのため、コーンスネークの生体価格はモルフによって決まり、ノーマルだと3,000円程度、最先端を行くモルフだと数十万円といった幅の広いものとなっています。

 

以下一例として有名なモルフと大体の価格を紹介します。

(画像引用元に詳しく膨大なモルフ紹介があります!)

出典(Ians Vivarium

ノーマル(3,000円~)

コーンスネーク本来の姿

出典(Ians Vivarium

アメラニ(5,000円~)

黒色色素の欠乏したモルフで赤い目が特徴のコーンスネーク(アルビノ)

出典(Ians Vivarium

アネリ(5,000円~)

赤色色素の欠乏したモルフで、こちらの目は黒い

出典:うちの子

スノー(7,000円~)

アネリとアメラニを合わせた個体で、クリーム色の体色に育つ人気モルフ

このスノーを起点にピンク色に成長するサーモンスノーやストロベリースノー、特徴的な個体を掛け合わせて選別交配した緑系に育つバブルガムがいる。

 

 

ハンドリング

 

やはり生き物を飼育しているならば、眺めているだけではなくて触りたいと思うものでしょう。

 

コーンスネークはペットスネークの中では一番さわりやすく、慣らすことで威嚇やかみついたりといったことのない子に育てることができます。

 

そのためには、触る側の人間が全く動じることなく堂々と触る必要があり、恐る恐る触っていてはヘビも怖がって威嚇してきます。

 

堂々とつかまえて、手の中で這いまわせてやることで良いスキンシップを取ることができます。

 

このことをハンドリングと言い、飼育するのであれば、定期的な飼育設備のメンテナンスを問題なく行うためにもしっかりと触れ合って信頼を築いておく必要があります。

 

ハンドリングはしていると楽しくなってつい長時間触っていたくなるかもしれませんが、それはできません。

 

というのも人間は恒温動物で体温が36℃程度もある、ヘビからするとかなり高温の生き物です。

 

変温動物のヘビは周りの温度に影響されて調子が変わってしまうことがありますし、それによって問題が起きることも良くあります。

 

あまり長時間ハンドリングしていては、ヘビが高温でばててしまうので1回のハンドリングは5分程度にしてコーンスネークの体に負荷をかけないようにしましょう。

 

また、なれていない飼い始めの個体などはハンドリングがかなりのストレスになります。

 

餌を与えて消化し排便するまではハンドリングは避け、排せつをして次の餌まで時間があるときにするようにして、負荷をかけないようにします。

 

最悪の場合は調子をくずして食べたものを吐き出してしまうこともあります。

 

このような履き戻しはかなり体力を消耗し、拒食の原因にもなったりする非常に恐ろしい症状です。

 

履き戻しの無いように特に幼体の時期はハンドリングするタイミングには気を付けて、餌を消化して成長をさせることを最優先に信頼を築いていきましょう。

 

餌 幼体から成体まで

コーンスネークの餌はマウスですが、成長のステージにあわせて適切なサイズの餌を選んで与えてやることが重要です。

 

まず、飼育を始める初期の場合、かなり小さな25cmほどしかない状態でお迎えをすることが多くなりますが、このベビーの時期に食べられる餌はマウスのベビーで「ピンクマウス」状態のマウスの赤ちゃんです。

 

まだ生まれて間もない状態で毛も生えないマウスを与えていきます。

 

マウスは基本的に冷凍されて売られており、爬虫類ショップなどで購入することが可能です。

 

マウスのサイズは最初、小さなものから与え(とはいってもヘビの胴以上の太さ)簡単に飲み込んで一度に複数匹食べることができるようになるころにサイズアップをしていきます。

 

そのうちどんどんコーンスネークが大きくなるに合わせてサイズアップしていき、毛の生えたてのファジーマウス、しっかり生えてきたホッパーマウスを過ぎて、アダルトマウスを食べることができるようになると成体になります。

 

餌の間隔は幼体であれば、食べて、排せつしたら1,2日空けて次を与えるといった形で3,4日に一度のペースで与えるとよいでしょう。

 

それをサイズアップに合わせてどんどんと間隔を広げていき、アダルトマウスを食べられるようになれば2種間に1度程度まで減らしていきます。

 

餌をあまり近い間隔で与えすぎると肥満になって早死にさせてしまいますので、間隔はしっかりと空けて、腹をすかせた頃に食べさせてやるようにしましょう。

 

なお。コーンスネークはヘビですので脱皮をします。

 

脱皮には周期があり、普通に食べさせていれば大体1月に1度の間隔で脱皮をします。

 

この脱皮の前、コーンスネークは普段の色から若干白身がかった色となり、気性が荒くなります。

 

この間には餌は与えず、触らず、脱皮を待ってから日々のお世話に戻るようにします。

 

脱皮前に餌を与えるとマウスが体内にあるため胴が太くなるので脱皮の支障となります。

 

最悪脱皮不全となってしまいますので餌は控えるのが吉です。

 

温浴

コーンスネークが食べたのに糞が出てこない、調子があまり良くない、拒食気味となった場合は温浴を試してみると良い結果になることがあります。

 

温浴は人肌くらいの温度のお湯を張った入れ物にコーンスネークを入れてやることで大丈夫です。

 

この状態でしばらく入っていると、体内から活性化し、代謝が高まってきます。

 

代謝が高まれば腹が減りますし、出るものもしっかりと出ます。

 

また、免疫も上がりますので、病気気味であった場合はその菌を退治する力も出てきます。

 

ただし、弱り切っている場合は、温浴で代謝をあげることが最後の体力を奪ってとどめを刺してしまうことにつながる場合もありますので、本当に異常が見えてどうしようもなくなった場合は動物病院で見てもらうしかありません。

 

飼育者としてはそうなるよりも前に動物病院に連れていく決断ができることが理想ですが、そこの判断は爬虫類の飼育に慣れてもなかなか難しいものです。

 

まとめ

以上、ペットスネークの入門種コーンスネークの紹介と飼育方法について紹介しました。

 

コーンスネークはいろいろなモルフが魅力で、その美しさに魅了されてしまったものは最初から最後までコーンスネーク徹底的に極めて、最先端のモルフを作出するブリーダーとなっています。

 

そういった意味では入門種でありながら、奥が非常に深い一生付き合っていける生き物にもなるでしょう。

 

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kamesaki

インドホシガメ飼ってます🐢 カメラもやってます📷 プログラムやDIYとかいろいろやります 超趣味人な生活を楽しむ人生を目指して日々精進!

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1件の返信

  1. 2019年8月16日

    […] リンク ヘビ入門種コーンスネークの飼育方法 […]

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