屋内飼育は意外と難しいめだかは屋外飼育がオススメ
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生き物を飼育するとなった場合、屋内で飼育するか、それとも屋外か悩むところであります。
屋内で飼育できれば鑑賞して楽しむことができますし、温度維持も簡単なため年中同じ環境で飼育ができるようになります。
対して、屋外であれば、自然な環境をそのまま与えてやることで、太陽光などの人工物ではなかなか再現が難しい要素も満たすことができます。
今回はメダカを飼育する上ではどちらが良いのか検証してみた結果について記載します。
屋内飼育
屋内で飼育することの最大のメリットは年中その姿を見ることができることで、飼育環境も自分で作って維持することができれば、メダカを年中産卵させることも可能です。
また、自分の生活スペースに合わせて自由な場所に置くことができるので、餌やりなどもいつでもやることができますし、気象条件の影響を受けて大変なことになったり、外敵から襲われる心配もありません。
僕は最初に屋内飼育を試して、その実際のところはどうなのかを試してみました。
やっぱり自分の飼育する生き物はまじかで見ていたいですし、きれいないれものに入れて飼育できればインテリア性のあるアクアリウムも作れます。
そのような思いで始めてみたものの、結果としてはなかなか難しかったというのが実態でした。
メダカは比較的強い魚で簡単には死なない強い生命力があるということで、ある程度水質におざなりにして飼育してしまっていたところ、ばたばたと死亡個体が出てしまいました。
海水水槽は別として、僕は淡水の経験はカメが中心で、水質の悪化にかなり鈍感であったというのが原因です。
硝酸塩濃度もおおざっぱで飼育できるカメと違ってやっぱり魚は強い種だといってもクセがあります。
いくら有益なバクテリアを繁殖させることができた水だといっても、硝酸塩は残りますし、そこから脱窒しての完全無害化は小型のシステムでは不可能です。
水草への定着も試してみたものの、水質悪化のペースの方が早くて想定以上の速度で水が汚れていくので頻繁な水替えが必要です。
そこらの塩梅が分かっていなければ屋内飼育は難しいと痛感しました。
それに対して屋外は有利な要素がふんだんにあり、今では完全に屋外飼育に切り替えています。
屋外飼育
現在我が家で飼育しているメダカは稚魚以外すべて屋外飼育にしています。
外においている入れ物も発泡スチロールの容器でかなり簡素なものにしています。
ですが、問題なく飼育できているうえに屋内飼育をしていたころよりも明らかに調子が良いです。
太陽光のしっかりとあたる場所に容器を置いて飼育していることが調子の一番の要因であると思いますが、それ以外にも、水質なども効いてると思います。
水質については、水草を入れているだけでなくグリーンウォーター化が良化に寄与します。
外に出しているとグリーンウォーター化進むので、その過程で硝酸塩が消費され、えさ(植物プランクトン)となります。
そうなれば、水質が安定しますし、ミジンコの餌にもなるので餌が完全に循環するシステムを作り出すこともできます。
実際問題どの程度の期間水替えなしで維持できるかはまだ検証中ですが、水は雨からも供給され、蒸発してなくなるということはありません。
水草も太陽光を浴びることでどんどん成長をしていきますし、このまま放置でも硝酸塩は問題ない範囲で維持できると予想しています。
ミジンコ(オオミジンコ)は使い道に困るほど大量に繁殖ができているので、この調子でメダカの繁殖方法も身に着けてたくさんの個体を増やし、選別交配ができるように飼育スキルを高めていきます。
まとめ
メダカの飼育については、屋外の方が圧倒的に楽だということを飼育開始2か月間で実感させられました。
やはり自然のシステムを模倣して飼育環境を作ることは難しく、いろいろなハードルを越えないと安定維持は難しいと思います。
冬までには屋内飼育もしっかりとできるようになって、年中繁殖が今のメダカ飼育の目標です。