最良の季節を前にしたインドホシガメの調子向上飼育
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湿度、温度ともに高まってきてリクガメが非常に活発に成長するシーズンに入ってきました。
我が家のインドホシガメたちはよく食べ良く出し、たまに産んでといった感じで生活しています。
餌
今の季節、野草や野菜が良く成長して餌の確保が比較的簡単な状況です。
我が家ではメイン餌を桑の葉として、そこに野菜や野草を追加するといった構成にしています。
毎日夜には糞の片づけと水の入れ替えと合わせて餌の補充をしていますが、ほとんどが食べられ、供給がなかなか追いつかない状況です。
去年であれば大きな個体は1頭だけであったので何とかつり合いが取れていましたが、もう一頭20cm越えの♀をお迎えしたことと、我が家最大の♀が産卵を始めたことから食う量が増してきています。
▼我が家のデカ♀達
気持ちよく食べてくれる姿はほほえましいもののなかなか餌の確保は大変です。
また、成長を促し、健康に卵を生産できるようにカルシウム粉末はかなり意識しながら添加しています。
もともとカルシウム、食物繊維が多くて優良な餌である桑の葉と合わせて成長スイッチを入れるべく、配合飼料も積極的に取り入れ、ほどほどにタンパク質もとらせて体内から力強くなるように献立を考えています。
成長スイッチ
餌は上記のように高栄養でしっかりと食べさせていますが、こうなると結石が心配になってくることもあり週一で温浴もさせて出すものは出させています。
温浴をさせると糞だけでなく尿酸も多く出してすっきりとした表情を見せてくれます。
高カルシウム、高たんぱくを取らせるからにはしっかりと体内ケアも意識して管理をしています。
現状5月に調子が悪かったり体重がいまいちだった個体の調子は戻り、安定的になってきていますが、一度調子を落としてしまったため成長スイッチが入るまでにはまだ時間がかかるようです。
6月頭の時点では成長線は出ておらず、特に体重の特別な上昇もありません。
紫外線ライトは2灯入れて成長を期待していますがやはり自然の太陽光での最高の紫外線がほしいところでありもう少し気温が安定してきたら直射日光に積極的に当たることができるように温室を開放しようと考えています。
毎年一番成長が活発なのは夏であり、夏場の強力な紫外線、高温、高湿度と豊富な餌がリクガメを体内から調子よくしてくれます。
そのためこの梅雨の時期は人工環境で高温多湿を維持して本格的に夏の到来に備え準備をさせる期間ととらえて毎年インドホシガメの世話をしています。
今後の管理
現在は最大の♀が持っていることを確認していた卵はすべて産み終わり、鼻水などの不調の兆候は一切見られない状態まで全個体上げてこれています。
非常に安定して飼育できており、この調子で行けば6月末ごろに最低気温が20℃を安定して超えてくるようになれば一日中窓開放でも大丈夫であると感じています。
室温は外気温よりも5度くらい高く、ホットスポットも年中つけっぱなしであるため温度は問題ない高さまで来ていますが、湿度は6月頭ではまだ足りません。
もう少しで人間には厳しいもののインドホシガメには楽園な夏が来るので、紫外線をしっかり当てて開放的な環境で飼育できるように準備を進めています。