5月のインドホシガメ飼育とリクガメ会
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インドホシガメ飼育で油断しやすい季節の5月ですが、我が家では調子の悪い個体が出て何とか治療して経過観察をしてと気の抜けない日々でした。
また、リクガメ会も開催して濃い話もすることができ、相変わらずリクガメ飼育を楽しむことができています。
5月のインドホシガメ
5月は気温が昼間ではかなり高くなってきて、温度管理が比較的楽になってくる季節です。
これまで温度、湿度ともにかなり気を使って維持する必要がありましたが、少しさぼっても何とかなると思いがちです。
ですが、夜間などはまだまだ温度がかなり下がりますし、適温を維持するには加温は必要です。
また、湿度の管理を考えると、昼間に加温していることもあり、まだ加湿をする必要からは逃げられません。
インドホシガメでは湿度70~60%で「乾燥状態」となり、それ以下であれば問題が発生する可能性が高いです。
一日のうちに湿度80%以上の「湿潤状態」と60%までの「乾燥状態」を我が家では維持することを目標にしています。
湿度60%を下回ることは減ってきますが油断をしているとすぐに湿度は下がってしまうので注意が必要です。
冬場では60%以上まで加湿することが難しいこともあり、我が家では以下のような超音波式加湿器を使用しています。
超音波式は高湿度まで上げることができ、安価であることがメリットですが、加湿器に入れる水が汚れていると病原菌をまき散らすことにもなりますので、定期的な加湿器自体の掃除と清潔な水を入れることが重要です。
こんな季節ですが、インドホシガメを追加で1頭お迎えしました。
先日の両生類・爬虫類オフ会で大きな個体が安価で普通のペットショップにいるといったことを聞き、準備をしてお迎えに行きました。
始め見たところ飼育設備として問題はあるものの個体自体の健康状態は悪くなく、案外すぐに調子を上げて成長させることができるかと考えていましたが、お迎え2日後に強烈に気管支炎の症状が出たので集中治療室入りになりました。
輸送時のストレスや飼育環境への適応までのストレスなどお迎え初期はかなり気を使います。
警戒はしていたので高温多湿ですぐに治すことができましたが、やはりインドホシガメは独特の難しさがあると感じます。
現在は全体的に調子を上げるためベース室温32℃程度まで上げています。
このまま調子を維持して梅雨を超えればインドホシガメ飼育が一番楽で一番楽しい季節の夏がやってきます。
抱卵
現在抱卵を確認できている1頭がそろそろ産みそうな兆候を見せ始めました。
前回は初産を1つ産み落とし、管理していましたが卵はダメにしてしまいました。
セカンドクラッチに向けて餌は桑の葉を中心にカルシウムを添加して食べたいだけ食べさせる生活を続けていますが、若干餌食いが落ちてきてそろそろかなといった見た目になってきました。
まだインドホシガメの産卵経験は一度でその際も産卵促進剤を使用しての産み落としだったので次からどんどん繁殖が進められるように準備を進めています。
とにかく食べて、出して、調子を上げて元気な親に仕上げることが飼育者として繁殖のお手伝いをするために必要だと気を引き締めて見守っています。
リクガメ会
5月25日にリクガメ会を開催し、4名の方にご参加いただきました。
少人数での開催ともなり、内容の濃い話ができ参加されたみなさまには楽しかったといってもらえてうれしい初主催になりました。
やはり人それぞれの考え方や飼育方法に触れることは自分の飼育にもとてもいい刺激を得る機会になります。
自分の視点では見えてこないポイントも他の人の話からヒントを得ることがたくさんあります。
引き続き定期的に飼育者同士で情報交換をできる場を作っていきたく考えていますが、これはそういった交流が楽しいからで、一番は「自分がやりたいから」でやっていることです。
なかなか情報を自分で取りに行かないと有益な情報を得ることができない世界なのでこれからも積極的に情報発信と収集を続けるつもりです。