デュビアのメリットデメリットと我が家での繁殖方法
この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。
餌昆虫として繁殖される虫は多々ありますが、僕はデュビアを繁殖しています。
デュビアは見た目さえなれることができれば、非常に簡単に増やして、維持して、餌として与えることのできる優れた餌昆虫です。
デュビアの良いところ
我が家のデュビアは現状、カナヘビやトカゲ、ヒョウモントカゲモドキのメインの餌、チズガメたちのおやつとして使用しています。
デュビアはなれるとかわいくも見えてきますし、繁殖する楽しさを味わうことが簡単にできて、個人的にはペットとまではいかないまでも、かなり気を付けて飼育方法を研究しています。
その良いところとしては、成虫は大きく食いごたえがあり(自分では食べませんが)、幼虫はいろいろなサイズがいることであると思います。
また、飼育方法をしっかりと理解してしまえば餌を入れるだけで増えます。
餌と言っても特別なものを用意する必要はなく、生ごみやリクガメのフン、落ち葉などで十分に成虫まで成長させることができます。
餌はタダで手に入るものを有効活用して、むしろ処理を任せるくらいの気持ちでも飼育はできています。
それでいてある程度の量が増えて餌として使うことができるので、デュビアは使っていて非常に楽な餌昆虫であると追っています。
壁を登れないし、飛べない、動きもほかの餌昆虫と比べるとゆっくりで、使いやすさは一番ではないでしょうか。
メリットまとめ
・壁を登れない、飛べない
・食べ応えがある
・幼虫からサイズが様々
・餌の調達が簡単
・適切に飼育できると非常に丈夫
ディビアのデメリット
最初にして最大のデメリットはゴキブリであることです。
慣れるまではかなり気持ち悪くみえるかもしれません。
また、♀は結構ぷにっとしており、さわりごごちも良くないと感じる人もいそうです。
そもそも触ること自体に嫌悪感を持つ人が多いのかも・・・
僕は慣れているのでもう気にせずに選別して餌に回していますが、密集して生活するのが好きなデュビア達の姿は見ていて良いものではないと思います。
また、飼育場所の湿気に弱く、じめじめした場所で飼育するとどんどん死んでいってしまいます。
我が家では一度大量死を経験しましたが、一斉にばたばたと死んでいってしまいます。
なお、デュビアのフンにはアレルギー物質が含まれているようで、人によってはかなり症状が出るようです。
(僕は大丈夫ですが)
さらに餌昆虫としては結構大きな欠点があります。
それは幼虫から成虫になるのに半年程度かかるため、繁殖に時間がかかることです。
一気にたくさん増えてくれないことから時間をかけて長丁場で増やしていくか、足りなくなれば買い足しをしていく必要があります。
デメリットまとめ
・ゴキブリ
・湿度に弱い
・フンによってアレルギー反応が出る危険も
・繁殖がゆっくり
我が家でのデュビアの生活
繁殖の一番のコツはできるだけ高温で飼育することであり、我が家では冬はインドホシガメの温室に間借りして増やしています。
インドホシガメの飼育環境では湿度が高く、蒸れてしまうかとおもいましたが、空間の湿度は真昼に30℃を超す高温にさらされたときに一時的に急低下するため、問題ないようです。
また、餌はインドホシガメの食べ残しやフンをメインで与えていますが、入れると次の日にはなくなっており、食欲は非常に旺盛な姿を見せてくれて我が家のゴミ箱としてエコな生活を支えてくれています。
水分は特に気を付けて与えてはおらず、餌に含まれている物をメインとしております。
また、定期的に落ち葉などの有機物を与えていますが、これも即日で処理してくれます。
こんなに便利なデュビアを衣装ケースに入れて、脱走できない高さまで餌を与えている状態です。
爬虫類の餌としてだけでなく、植物性有機物のゴミ箱としても優秀なデュビアは我が家では増えるに任せて増やしており、順調に成長をさせることができるようになりました。
繁殖の失敗例としては餌の水分量を多くしすぎることであり、餌を入れすぎると湿度が空間に停滞して蒸れが発生して死亡してしまいます。
小出しに1日で処理できる量の餌を入れてやり、通気性のある空間を確保してやると良いです。
一般的な飼育方法では卵パックを置いて足場にして床面積を増やす方法もありますが、我が家では餌となる落ち葉を入れる際に紛れ込む枯れ枝で足場を確保しています。
枯れ枝はデュビアも食べきれないため、積みあがっていくため、毎日餌を投入していれば勝手に増えていきます。
それでもって体積が増えてくれば、別の衣装ケースを用意して飼育スペースの増強を行うことになります。
餌の作成
現状では家で取れた枯れ葉やインドホシガメの食べ残しを餌としていますが、そのうち繁殖が軌道に乗ってくると餌が足りなくなってくると考えています。
そのため、現在はデュビアの餌を作るために枯れ葉や雑草、枯れ枝を混ぜ合わせて発酵させて、腐葉土を作る準備を始めました。
腐葉土であれば自然界でデュビアが食べている物になり栄養価もよさそうですし、太陽光に干してやれば水分の調整や雑菌の除去もできます。
また、炭酸カルシウムも混ぜ込んでやればカルシウムを多く含んだデュビアができるのではないかと考えています。
まだまだこれからですが、デュビアの繁殖と餌、栄養価の向上も今後も目標として取り組んできます。
2件のフィードバック
[…] リンク 我が家のデュビア繁殖環境 […]
[…] リンク 我が家のデュビア繁殖環境 […]