卵詰りの恐怖と抱卵の見分け方

カメに限らず、爬虫類の♀の死因で一番多いのは卵詰りです。

 

カメのように甲羅があると、卵を持っているか確認するのも大変です。

 

ですが、♀を飼っているならば避けて通れないので、卵詰りの症状については知っておく必要があります。

 

初期症状

 

慣れている人であれば、「こいつ卵持ってるな」とすぐにわかる症状が以下の2つです。

 

・爆食からの小食化

 

卵を作るって大変です。

 

♀は卵を作る時期になると一心不乱にたくさん食べるようになります。

 

普段から観察していると、異常に餌に反応が良くなる時があり、このようなときはおなかの中で卵が作られているのかもしれません。

 

わかっているならば、遠慮なく食べたいだけ食べさせてやると良いです。

 

どうせ無精卵が確定の♀単独飼育の場合でも産むことになるのは変わりません。

 

たくさん食べさせて、たくさん運動させて、健康な産卵を促すことが簡単にのり切るために必要です。

 

ですが、とたんに食べなくなる時期がきます。

 

こうなれば産卵はまじかであると考えてよいです。

 

・運動量が多くなる

卵をもって産めるようになると、運動量が増す場合があります。
(場合によっては見逃すかもしれない)

 

水棲カメであればばたばたと1日中泳ぎ回り、リクガメは土を掘るような動作をします。

 

そうなれば産卵したい状態にカメ自身はなっており、適切な産卵床があれば自力で産卵をしてくれる場合が多いです。

 

まず卵を持っているかの見分けは餌食いに気を付けて判断し、その後に産卵床で産卵するかを観察します。

 

上手く産卵してくれればそのシーズンは乗り切れたことになりますし、産まないようであれば病院で卵の確認と産卵促進剤で産ませるべく対応をとる必要があります。

 

初期症状を見落とすと最悪卵を持ったまま死んでしまいます。

 

餌食いが多かったのに最近減ってきたなっといった性成熟した♀がいる場合は卵を持っていることを疑ってみると良いです。

カメの抱卵、産卵の兆候と適切なケア方法

それ以外の判別

 

水棲カメであれば、直接触って卵を確かめることもできます。

 

カメの後ろ足の付け根から指をいれて、コリコリしたものがないかを確認します。

 

この方法では直接卵を触って確実に確認できますが、リクガメでは皮膚に弾力がないため出来ないです。

 

もう1つの確実に判別する方法としてはレントゲンがあります。

 

レントゲンではだいたい何個持っているかまで判別ができますので、産みそうだと考えているが、その気配がない場合にとってみると安全です。

 

合わせて産卵促進剤を注射してもらうことで、すぐに産卵が期待できます。

 

ただし、産卵促進剤は効果が短く、注射後半日程度しかもたないため、適切な環境ですぐに産めるようにしてやる必要があります。

 

これらの問題は♀にのみ発生するものですが、お迎え時に性別を選んで♂にするといったことはなかなか難しいです。

 

ブリーダー本人から直接聞けるならばTDP(温度性決定)でどちらよりにしているか確認することもできることもあります。

 

ペットとして1頭だけ飼育する場合は選べるならば♂を選んでおいた方が楽ではあります。

 

最悪の場合

 

産卵ができる状態になっていながらなかなか産卵に至らない場合、病気としての卵詰まりが問題となってきます。

 

良くある場合としては、飼育ケージ内に産卵場がないため、産みたいけどスイッチが入らずに産めないケースがあります。

 

このとき、卵は内臓を圧迫し、食欲の低下がみられます。

 

最終的に産めない場合は放置しておくと死亡してしまいます。

 

♀1頭だけを飼育している場合も無精卵を産むため、♀とわかったならばそのうち産卵があると考えておくと良いです。

 

産卵できないで、最終的に処置を行う場合は開腹手術になることもあります。

 

健康的な食事と運動を続けている個体はあまり影響はないものの、変形卵や未熟卵が発生することもあります。

 

その場合も何とかして体外に排出しなくてはなりませんので最悪の場合は手術となります。

 

カメの♀の産卵はそれほどまでに健康に影響があり、飼育するならば知っておかなくてはならないことの1つに入ります。

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kamesaki

インドホシガメ飼ってます🐢 カメラもやってます📷 プログラムやDIYとかいろいろやります 超趣味人な生活を楽しむ人生を目指して日々精進!

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1件の返信

  1. 2019年6月6日

    […] 卵詰りの恐怖と抱卵の見分け方 […]

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