爬虫類ペットために必要な知識
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爬虫類をペットとして飼育することはまだまだ技術として発展途上であり、これまでの先人の苦労とたくさんの生体の死の上に成り立っています。
このブログで情報発信をしているのは、自分の飼育の実態を公開することでどこかの飼育者の役に立てばと考えているからです。
どこまで知識を付ける?
僕は爬虫類を飼育するのであれば、ある程度の生物学的な知識を付けることは必須であると考えています。
爬虫類は哺乳類と違い、病気を表に出すことが少なく、目に見える異常な状態になっていたら既に重篤な命にかかわるほど病状が進んでいることが良くあります。
また、条件によっては病気の進行が恐ろしく早くて、何も対処をできなかったり、気づく間もなく突然死してしまったりといったこともあります。
そのような状況を避けるため、常に勉強を怠らずに貪欲に知識を付けていくことが必要であると考えています。
いろいろと雑誌を読んでいても驚くような記事がいっぱいありますし、実際僕もインドホシガメについてのクリーパー7号と29号に掲載されている川上氏の記事には度肝を抜かれてしまいました。
レベルが非常に高い内容を詳細に記載されており、驚くような情報がいっぱい詰まっています。
そういった情報をもとにしたり、他の飼育者との交流で得た情報をブラッシュアップして飼育方法を常に改良していくことが求められるのが爬虫類飼育だと考えています。
動物病院に連れていく判断
飼育をしていて一番難しいのが動物病院に連れていく判断をどこでするかといったことがあると思います。
明確にわかる状態で異常がある場合はすぐに動物病院に連れていけば良いと思うかもしれませんが、この判断は非常に難しいです。
今回我が家のインドホシガメ前頭を健康診断に連れていきましたが、爬虫類は特に症状を表に出さないため、基本となるのが飼育者からの問診です。
飼育者がなぜ連れてきたのか自分の判断をしっかりと理解できていない場合、動物病院の先生にもどうしていいかわからないといった状態になってしまうと考えます。
「餌を食べない」、「あまり動かない」などのわかりやすい症状であったとしても、問題がどこにあるのかは消去法で潰していくしかありませんし、検査には時間と費用が掛かります。
費用はまだよいとしても、時間は重要で自分が何かを疑っているのであれば、そこも含めて相談できると時間の短縮になります。
今回♀個体を連れて行った時も、食欲不振の症状があったのでうっすらと抱卵を疑っていました。
ただ、産卵床に連れて行っても産まないのでまさかとは思っていましたが、そのまさかで2つ卵を持っていました。
先生に餌食いが悪いといったことも伝えて一応レントゲンもお願いしますと言ってなければ卵詰りで殺していたかもしれないです。
そのようなこともあり、僕は爬虫類(特に♀)を飼育する場合は動物病院の先生からの問診に対等にこたえられるくらいの知識は必須であり、病院に連れていくかどうかの判断も含めてが飼育者のスキルであると考えています。
他の飼育者からの情報
情報を得る方法は別に本やインターネットだけではなく、実際に飼育者とあって話をすることも重要であると考えています。
本はどうしても一般向けに書かれており、書かれている情報はほとんど知っている物であったりします。
飼育者として求めるコアな情報は学術論文の中にあったりして、そういったものを探すのも楽しいですが、どうしても個人で検索できる範囲には限界があります。
それに比べると飼育者同士の話はきっかけさえ作ってしまえばかなりコアなところまで話せる有益なものです。
論文がかけるような知識を持っている人もいっぱいいますので、爬虫類飼育の交流は楽しいのです。
そのような交流のできる場を作ろうと思っていますのでご興味がありましたら是非下記にご参加ください!
まとめ
生き物の飼育の中でも爬虫類は特に病気時の対応は難しいと僕は考えています。
そのようなときにどうすれば最善の方法なのかを考えて自分の考えをもって行動できるようになるのが一流の飼育者になるためには必要だと考えています。