CITES登録に向けたインドホシガメ健康診断【リクガメの健康診断内容・費用】
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インドホシガメの健康診断に行ってきましたので、その結果や費用、内容などをまとめて公開したいと思います。
CITES登録に向けて健康診断
インドホシガメのCITES1格上げが2019年5月のCITES会議CoP18で議論される予定となっています。
僕個人の考えとしては、今回のCITES1格上げはほとんど議論の余地なく通過すると予想しております。
これに伴って、国内で飼育されているCITES1種と同様に将来の繁殖や飼育者の不測の事態で手放す必要が出た場合などを考えると、登録証の取得は必須と考えます。
登録証の取得に向けては、「法で規制される前に、生体を取得したことを証明する書類」が必要になるとのことですが、この書類集めの一環として健康診断も実施しておこうといった目論見です。
ただし、一番の重要なことは今飼育している個体の健康把握ですが・・・
一応書類として持っておくことで、公的な照明になると考えています。
また、最近突然死をしてしまった子も出てため、念を入れた健康調査もしておきたい、♀の産卵可能サイズの個体は卵の有無など知っておきたいことがたくさんあります。
そんな思いで、健康診断に行ってきました。
第一陣に2頭のインドホシガメを連れていき、診てもらいました。
検査の中身
健康診断については主に、問診と触診で行われました。
「ちゃんと動いてよく便や尿酸は出すか?」、「ちゃんと食べているか?」といったことへの質問の受け答えをしながら先生はカメの体を触って反応を確めたり、鼻水などの重要ポイントをチェックしていました。
また体重も測定してもらい、カルテに情報を記載されてました。
今回連れて行った個体はペア飼育をしており、上手くいけば交尾を済ませている可能性のある個体たちで、体調にも自信のある子です。
質問の中で、「ちゃんと食べているか?」と聞かれて、産卵はしないものの最近♀の餌喰いが悪いなと思い、相談してみたところ、先生は卵があるかもといった感触でしたのでレントゲンを撮ってみることにしました。
♂については大丈夫といったことで、問診と触診だけで終わりました。
始めてリクガメのレントゲンを見てみましたが、♀はおなかに大きな卵を抱えており、結石などの異常もない状態です。
個人的にもうっすらと疑っていたものの、本当に持っていたといったことで、その日から♀は産卵床暮らしになっています。
これまでも何回か産卵床において生むかどうか試してみましたが、生んでいないことから検査に行っていない場合最悪卵詰りで死なせていたかもしれません。
リクガメの卵詰りは死因としてかなりあるようですので警戒して確認に行って良い結果となりました。
このまま自力での産卵をしばらく試して、生まないようであれば産卵促進剤を打つということでこの日の診察は終わりました。
この日の費用は、診察料800円、レントゲン代5000円+税の6264円でした。
これで安心が買えるなら安いものです。
CITES登録のための書類について
こちらについてもどうするのが良いのか疑問に思っていたため、先生に相談しましたが、回答としては、規制前から飼育している証明書類はカルテが残っているためいつでも発行可能とのことでした。
入手の照明については販売証を購入するときに受け取りますが、それが無くなっている場合も多いかと思います。
僕もなくしておりますが、購入したショップに問い合わせをして再発行をしてもらうといった手もあるようです。
ですが、購入したショップが無くなっていたりでどうしようもない場合は健康診断などの記録も使えるとの情報を得て今回の健康診断を行っています。
「法で規制される前に、生体を取得したことを証明する書類」をなくしてしまった場合はとりあえず健康診断などで動物病院に一度はいっておいた方がよさそうです。
まとめ
もしや?とは思っていましたが、インドホシガメの抱卵が確認できました。
健康診断をすると悪いことばかりではなく、良いこと、早期に発見するべきことがわかることがあります。
CITESがらみの準備もありますが、健康診断へ行っておくことの重要性がわかる事例でした。
この次の週末には第2陣の健康診断へ行ってきます。
2019年3月11日追記
健康診断第2陣行ってきました
証明の仕方大変参考になりました。
ありがとうございます。
レプタイルクリニックで検査してもらったことあるので安心しました^_^