リクガメ飼育温湿度管理の重要ポイント

温度、湿度といった要素は飼育のノウハウを説明するうえで一番簡単な方法です。

 

なぜなら、全く飼育に関する知識のない人に対しても定量的に数字で物事を伝えられるからです。

 

僕も飼育の説明をするときには温度は○℃で湿度は×%といった形で話はしますが、実際に飼育していて見るべきは、温度計、湿度計の数字だけではないです。

 

今回はそのような既に飼育を始めている人向けに温度、湿度管理の僕のノウハウを説明したいと思います。

 

飼育環境は広い

 

なぜややこしく、温度湿度管理について改めて記載するかというと、温度計、湿度計はピンポイントでその一点の情報しか示していないといったことを知ると、数字では説明できないポイントがあると見えてくるためです。

 

厳密には数字で語れる範囲に限界があるといったことです。

 

理想的な飼育環境の説明ができるのであれば、飼育ケージ内の温湿度を多数の測定点で3次元的にマッピングしたグラフを出せればと考えますが現実的ではありません。

 

また、リクガメの飼育環境にある気体は空気であることが、詳細な説明を阻む原因にもなります。

 

水棲カメであれば、水温を測定すれば、水槽内の温度勾配はせいぜい1,2℃程度で落ち着きます。

 

そうすれば水温は一定とみなしても大きな影響はないでしょう。

 

なぜかというと水は熱伝導率が(比較的)高いためです。(熱伝導率0.602W/m・K)

 

それに対して、リクガメの飼育環境を語るうえで難しくするのは、空気の熱伝導率が低いためです。(熱伝導率0.0257 W/m・K)

 

「熱伝導率が低い」=「温度勾配が大きい」となりやすいため、ピンポイントの数値だけでは測りにくいのです。

 

空気の循環がしっかりと行われている環境であれば(エアコン使用中の部屋など)であれば、これはある程度は無視しても大丈夫な要素になりますが、リクガメの飼育ケージ内はそうは言いきれないと思います。

 

空間の温度測定点

 

まず、空気の温度勾配の発生は空間温度の温度勾配になります。

 

温度勾配の発生自体は爬虫類のような変温動物の飼育では必要なものになりますが、あまりにも極端であればどうでしょうか。

 

温度計の設置してある場所のその数字だけを見て飼育環境の良し悪しを語るのはいささか危険であると僕は思います。

 

正しい測定位置も考えなくては適正な環境か判断はできないです。

 

測定するべき位置の温度がわからないと、意味のない数字でしかありません。

 

そして、測定するべき位置とはどこになるでしょうか。

 

我が家では、暖房器具の直接の影響を受けない飼育設備の床(床材)高さでの温度としており、広い床面積のある場合はできる限り真ん中としています。

 

そこでいて、インドホシガメ飼育の場合は25℃をキープといった具合で温度測定点を決めています。

 

僕の考える理想の測定位置としては、暖房器具などの影響を受けないその空間の空気温度が測定できる場所です。

 

そこからホットスポットを作って温度が高くなる場所があり、外気が入って寒くなるところがあり、で温度勾配を設計していきます。

 

また、飼育ケージであれば、平面だけを考えれば大丈夫ですが、我が家のような温室飼育であれば、どの高さにどの個体を配置するかも重要になります。

 

温室内は基本的に対流による熱移動が起きないため、温室の天井に近くなるほど温度は高く、床に近づくほど温度は下がります。

 

とすると、まだ体力があまりなく、低温に弱いベビーや病気になってしまい高温環境で治療したい個体は天井に高い場所に飼育位置を設定し、低い位置に健康な個体を配置することになります。

 

このように空間内の温度変化があることがわかると、測定点を適当に決めるべきではなく、しっかりとカメ目線で考えるべきこと、温度勾配を意識してどこを測定するか考えないといけないことが見えてくると思います。

 

ただ、現実問題として測定したい場所に温度計を設置しておくことはケージの真ん中とかになるため難しいので、温度計設置位置はある程度妥協し、放射温度計で各点を測定して、その温度差を覚えておくことで、感覚で理解するようにしています。

 

 

湿度について

 

温度についてが長くなりましたが、これに付随して湿度の管理も考える必要があります。

 

湿度は温度が上がると下がり、温度が下がると上がるといった特徴があり、我が家の温室内は太陽の出ている昼間に京劇に湿度が下がり(温度が上がる)太陽が沈むとともに戻っていきます。(温度が下がる)

 

そして、温湿度計を設置している点の湿度は40~50%程度を示しています。

 

これはあくまで測定点であり、インドホシガメのいる環境ではないです。

 

インドホシガメの飼育環境では常に床材が濡れている場所を用意しているので、そこでは湿度が上がっています。

 

さらに、枠で囲っており、空気の対流もあまり起きないため、湿気もあまり位置が動かないでたまっています。

 

湿度についても、カメ目線で目や鼻の位置の湿度がどの程度であるかといったことを意識しています。

 

なので、湿度も測定点の数字はあくまで参考であり、インドホシガメの飼育環境はしっかりと適正に維持をしています。

 

このような考え方で飼育しているため、測定点がさす温湿度は適正なものに見えないが、我が家のインドホシガメたちは元気に飼育できています。

 

まとめ

 

飼育方法として示されている数字はあくまで、「カメのいる環境での条件」です。

 

測定点が変わることで、簡単に数字は変わってしまいます。

 

数字は参考としつつ、適正な環境が感覚で理解して調整できることが、リクガメの健康飼育に重要であり、言葉で表せない最大のノウハウです。

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kamesaki

インドホシガメ飼ってます🐢 カメラもやってます📷 プログラムやDIYとかいろいろやります 超趣味人な生活を楽しむ人生を目指して日々精進!

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