希少なペットの値段を決める経済学的効果

犬や猫のような一般的なペットであれば生体の価格は大体変わらないですが、爬虫類両生類のような飼育者が全体的に少ないペットは価格変動が激しいです。

 

そこには、経済的な効果が絡んでいます。

 

今回は経済学的な視点から価格決定のプロセスを考察してみます。

 

なぜ犬や猫は価格変動が少ないか

 

ここでは生き物、ペットをあくまで価格のつく「モノ」として考察していますが、あくまで論理的に議論をするためであり、僕はペットには価格以上の価値をくれるパートナーだと考えています。

 

犬や猫などのメジャーな生き物の場合、価格変動は少ないです。

 

メジャーなペットの価格変動がなぜ小さいかというと、単純にマーケットが大きく、巨大な需要に対して巨大な供給があるためです。

 

欲しいと思う人が多いことと合わせて売りたいと思っている人が多い状態です。

 

この状態だと、多くの取引実績が積みあがるため、単純に適正な価格がマーケット全体によって構築される健全な取引環境ができている状態となります。

 

つまりはまとうな商売人と投資家の世界です。

 

価格の決定に個人的な主観が入り込む余地がなくなり、マーケットより高く売りたい、安く買いたいと思っても、他に例がたくさんあるため純粋に約定しないだけです。

 

自分が望む価格で交渉を行ってもマーケット価格から大きく外れると交渉が成立しなくなるので、異常な売買が成立しないことでしょう。

 

ほかに買いたい、売りたい人がいるのでただその人に売ればよいだけです。

 

といったことで、需給がしっかりとあるため、価格形成のプロセスがしっかりと働いて、「適正」な価格での取引が市場原理によって強制されるといったことが実態です。

 

もちろん希少価値を考えた場合は、後述の爬虫類両生類に近い価格決定プロセスになりますが・・・

 

その中でも「優良血統」であれば価格は上がり、「雑種」であれば価格は下がります。

 

これはかなり露骨に需要と供給による価格決定の効果が表れている例ではないでしょうか。

 

欲しいと思う「モノ」に「優良血統」といった付加価値が付くことで、ほしいと思う人が増えて、高い値段でも売れるようになります。

 

逆に欠点がある場合は価格が下がり、通常よりも安価で手に入ります。

 

ここでの付加価値、欠点はあくまでも主観的なものではなく、大きな流れとしての大衆の認識において「価値がある(ない)」とみなされたものをいいます。

 

その業界で有名な人間がどういった評価を下すかなどでも大衆の認識は大きく変わることはよくありますよね。

爬虫類両生類の価格変動

 

爬虫類両生類の場合はまずもってマーケットが小さいです。

 

犬や猫のようにメジャーなペットというわけではありません。

 

この中で特に人気が高い「ヒョウモントカゲモドキ」や「コーンスネーク」、「ボールパイソン」といったところではその希少価値はモルフ(柄、色など)によって決まっていきますが、それでもかなり値段の変動があると感じます。

 

新しいモルフができた場合もどの程度の価値があるかブリーダーが探っているのと同時に、そのモルフを作れる親個体がどの程度いるかもわからない状態です。

 

となれば、初めは高めで値付けをしておいて、そこから世間の評価がわかるまで落としていくといった形ではないでしょうか。

 

これよりもマイナーな種であれば、価格変動はより大幅なもので、希少価値によって数倍、数十倍にもなります。

 

最近もCITESがらみで思惑が入った種が数倍に値上がりしていますが、この変動率は一般的な投資商品よりも明らかに激しいです。

 

経済的に見ると非常にボラティリティの激しい状態であり、まっとうな投資的観点からは絶対に手を出したくない、投機目的の筋が入る域です。

 

これは希少価値のある種の個体数がそもそも少なく、流動性(取引が行われる頻度)が非常に乏しいために起因していると考えます。

 

取引の実績が少ないので外的要因の変化があればいくらで値付けするのが適正なのかすぐにはわからなくなっていまします。

 

多くの個体がこれからも継続して供給されるとわかっているならばこのような激しい変動は起こりえません。

 

つまり原産国からの輸入は期待できない、国内ブリーダーによる繁殖も期待されていないといった要因が重なって思惑が形成されることで、「今のうちに買っておこう」といった人を狙って異常な高値が付くわけです。

 

「手に入らなくなりそう」といった思惑がこのようないびつな価格変動を引き起こしてしまいます。

 

今回のCITESがらみのインドホシガメ暴騰も国内CBの供給が期待されていないといったことの証であると僕は受け止めました。

 

元から「ベビーから育てたい」との思いで繁殖目当ての僕は淡々とインドホシガメを増やす方向で努力をしますが、今回のCITES1入りは避けられないだろうと予想しています。

 

出来れば手続きがめんどくさくなるのでCITES1入りは何とか回避して欲しいと思っていますがどうにも野生個体の保護を考えると難しそうです。

 

こうなればとことんライフワークとしてインドホシガメ牧場を作ってしまいたいとすら考えています。

 

話を戻すと、このような投機的な取引が行われる場合、投機をする側は金銭しか見ておらず、その種、その個体自体にはなんら関心がないのでしょう。

 

投資家はしっかりと投資する先を見定めるために思いをもって考えますが、投機家は数字ありきのギャンブラーです。

 

僕は少なくとも「投資家」としてインドホシガメの未来とうちにいる子たちの将来を考えてブリードに励んでいきたいものです。

 

よく考えれば、金銭だけでなく、すでに生活もインドホシガメ中心に回っている我が家では目先の利益などには惑わされずどっしりと過ごしていきます。

 

まとめ

 

どうしても希少動物がらみになると投機的な価格形成が行われて激しく人の欲望が渦巻く資本主義経済の欠点が見えてしまいます。

 

それらには惑わされずにしっかりとしたブリーダーを目指す人にこそ国内に来た希少種がわたってほしいと思っています。

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kamesaki

インドホシガメ飼ってます🐢 カメラもやってます📷 プログラムやDIYとかいろいろやります 超趣味人な生活を楽しむ人生を目指して日々精進!

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