亀のエサの選択肢と健康に与えるコツ
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カメの餌はいろいろなメーカーから出ており、飼育を非常に簡単にしてくれるアイテムです。
配合飼料が作られて、かなり長い期間実績がある爬虫類はカメであり、餌の選択肢はいろいろとあります。
「亀のエサ」の選択肢
一般的に亀のエサと言えば、棒状の小さな粒を思い浮かべると思います。
いろいろなものがありますが、一番ポピュラーなのはレプトミンではないでしょうか。
レプトミンはカメのサイズに合わせて粒の大きさが違うものがありますが、大きくなる種であれば、大きな粒を買って、ふやかして与えてもよいと思います。
だだ、通常のレプトミンよりもベビーやジュニアの方が栄養価的には良いですが、ここは好みでも良いですし、多頭飼育の場合は後述のレプトミンスーパーを与えておいて、その破片を食べれるようにしておいてもよいです。
硬いままで与える場合は小さな粒を選ぶのが良いですが、コスト的には大きな粒をふやかした方が安くなります。
ふやかせばカメは簡単に食いちぎることができ、食べるときにも支障はありませんし、手で引きちぎろうとして汚い食べ方をすることも減ります。
レプトミンにはスーパーもあり、こちらはエビが含まれており、カルシウムが多めになっています。
普通のレプトミンよりも食いつきは良いですが、レプトミンスーパーばかりを与えているとこれしか食べなくなったり、水を吸って沈んだものをカメが散らかしながら食べるといったデメリットもあります。
ですが、食いつきや栄養価は非常に良いので積極的に取り入れていきたい餌です。
次に、においの発生を抑える効果のあるカメプロスですが、こちらは普通のレプトミンのような見た目で、餌食いはまずまずといった感じのエサです。
ですが、飼育水の汚れやにおいを抑える効果は非常に揚州な餌であるため、このエサも使っていくと良いと思います。
それぞれの栄養価の公表値をまとめると下表のとおりです。
このほかにも乾燥エビや乾燥小魚なども亀のエサとして使用されます。
我が家での配合
我が家ではこれらを混ぜ合わせてそれぞれの長所を生かすようにした餌を与えています。
使っている餌はレプトミンスーパーとカメプロスを1:2の割合で配合し、それに乾燥エビを混ぜるようにしただけですが、餌食いにクセは大きく出ないですし、飼育水のにおいも抑える効果も発揮できています。
このエサを普段の主食としていますが、まずはレプトミンスーパーと乾燥エビがなくなり、それからカメプロスを食べていくといった順序で餌は食べられていきます。
普段はこの混ぜ合わせた餌を与えていますが、日によっては昆虫も与えます。
我が家で増やしている餌昆虫のディビアの幼虫を水槽に入れてやると、チズガメたちはかみついて食べてくれます。
また、コオロギも人気で入れるとすぐに上がってきて食べる姿を確認できます。
このように配合飼料以外にも餌昆虫を食べさせていますが、どちらについても食いつきはよく、栄養的には配合飼料だけで十分に飼育できるのが水棲カメです。
餌を与えるタイミング
餌を与えるタイミングとしては毎日いつ与えると決めることはせずに、餌を欲しがったら与えるだけで大丈夫です。
亀は良く慣れて、すぐに人が餌をくれると理解するので、ほしくなれば餌くれダンスをします。
また、カメは爬虫類で変温動物であるため、食べたものの消化には水温が大きく影響し、低温のときに無理やり食べさせても消化できずに腹の中で餌が腐って死亡してしまう可能性もあります。
あくまで爬虫類飼育では餌を与えるタイミングを定期的に設定するのではなく、個体の状態や水温のような外的要因を判断したうえで総合的に決めることが重要です。
そうすれば、無駄に餌を与えて食べ残しが発生し、水替え頻度が増えるということもなくなりますし、ひいてはカメの健康飼育につながります。
何事も適量が最適となりますので、飼育個体ごとの適量を見極めて餌を与えると良いと考えます。
まとめ
このように通常の亀の飼育で餌に困ることはなく、十分に多くの選択肢が用意されています。
配合飼料についてはお好みで好きなものを選んで与えると良いですし、混ぜ合わせて与えてもよいと思います。