リクガメ飼育初心者に必要なもの、知識まとめ【ヘルマンリクガメ、ロシアリクガメ、ギリシャリクガメ】

リクガメは非常に可愛い爬虫類ペットであり、飼育を始める人が最近多くなっています。

 

爬虫類ペットはよく家を空けがちな一人暮らしの方にもおすすめであり、リクガメは1週間程度であれば安心して家を空けることができます。

 

爬虫類でありながら哺乳類のペットのように良く慣れてくれるリクガメは飼育していて癒しを与えてくれます。

 

特にヘルマンリクガメやゾウガメのようななつくそぶりを見せる種もいます。

なつくカメとなれるカメ 亀の魅力まとめ


そんなリクガメですが、飼育は簡単とは言えず、爬虫類の中では比較的飼育が難しい部類です。

 

ここではそのようなリクガメを初心者が飼うために必要な設備や知識をまとめてみました。

 

各内容の詳細はリンクに記載し、ここでは基本を大雑把にまとめていきたいと思います。

 

個別で気になる内容についてはリンクを参照してください。

 

リクガメを選ぶデメリット

 

まず注意点から書いていきます。

 

リクガメは爬虫類の中でも飼育方法にかなり癖のある比較的飼育の難しい生き物です。

 

また、哺乳類ペットと比較すると長期間家を空けることができ、旅行や出張に行くことが多い人にも飼育は可能です。

 

ですが、他の爬虫類と比較すると、外出時の維持に気を使いますし、環境を工夫して人が管理しなくても大きく環境が変化しないようにセットする必要があります。

旅行・出張が多くても飼えるペット爬虫類 特にリクガメの維持方法

哺乳類よりもハードルが低いものの、覚悟をもって飼育する必要があることは他の生き物とは変わりません。

 

なお糞は爬虫類の中では臭い方ですが、上手くしい出来ていれば部屋中ににおいが充満するまでは行きません。

 

それほどに糞が匂う場合は食生活が良くない証拠です。

リクガメは健康ならばほぼ無臭【匂う臭い場合の対策も】

 

これらが問題なければ飼育は誰でも十分に可能です。

 

1.飼育に必要なもの

 

リクガメの飼育に必要なものは以下の通りです。

・飼育ケージ

飼育ケージの選択についてはいろいろな選択肢があります。

水槽

爬虫類向けケージ

木製ケージ(例)

 

上記のうち、初心者向けの種類であれば、爬虫類向け飼育ケージが一番メンテナンス性や通気性があり、扱いやすいと思います。

 

ただし、我が家にいるインドホシガメのような非常にクセが強く飼育の難しい多湿系の種であれば、通気性を無視してでも湿度を上げるべきであるため、木製ケージが良い選択になります。

 

リンクにケージ選択のポイントとそれぞれのメリットデメリットを記載しております。

href=”https://hoshigame.net/blog/2019/01/23/cagi/

・保温球

保温もリクガメ飼育では大切な要素となります。

 

昼間はホットスポット(種によるが35~45℃程度の場所)を作るために保温球を設置したり、飼育ケージ内の環境温度20℃以上に上げてやることで、飼育に適した環境を作ってやることが必要です。

 

そのため、以下のような機器を使って、空間を暖めて居心地がいい空間を作ることがリクガメの健康維持につながります。

バスキング(日光浴)ライト

暖突

 

その他お勧めの保温器具はリンクにまとめています

インドホシバカオススメの保温器具

・床材

床材はヤシガラマットが保湿性能に優れており、非常に良い床材になります。

 

リクガメの飼育には常に一定の湿度が必要であるため、保湿性能は重要です。

 

ヤシガラマット

・紫外線ライト

リクガメのような昼行性の爬虫類の飼育には紫外線(UVB波長)が必要になるため、そこを補うためのライトを設置します。

 

紫外線をある程度浴びることにより、カルシウム代謝に必要となるビタミンDが体表で生成されます。

 

これがないと、骨の維持ができなくなり、クル病や甲羅の軟化などの病気になる可能性があるため、カルシウムを良く含むバランスの取れた食事と合わせて飼育の重大事項になります。

 

紫外線ライト

 

保温とUVを同時に実現できる下記のようなものもあります。

 

・水入れ

 

これらが最低限必要なものであり、お迎えする前にそろえておくべきものです。

 

環境が準備できたらお迎え!といきたいところですが、リクガメは長生きですので、場合によっては一生の付き合いになるかもしれません。

 

リクガメの寿命は非常に長く、健康に飼育できれば50年以上生きる個体もいます。

 

ゾウガメに至っては150年以上生きた実例もあります。

 

リクガメは長寿であるため、本当に寿命まで飼育できた場合は先に飼育者の方が亡くなるかもしれません。

 

ですので、最も重要なものとしては、飼育するうえでの心構えと愛情です。

初めに知っておきたかったインドホシガメ飼育に必要な心構え


心構えと愛情があれば、難しい種でも飼育は可能です。

 

ただし、かなり苦労はしますが・・・

爬虫類飼育初心者がインドホシガメをお迎えしちゃった話


上記は僕が初めてインドホシガメをお迎えした時の状況をまとめたものです。

 

この時は生かしているのがやっとで楽しく飼育とはとても言えないものでした。

 

それでも、愛情を注ぎ、頑張って飼育を続けることで、見えてくるものがありますし、飼育に必要となる技術や知識を貪欲に求めて、設備を改良しながら自分なりの飼育方法が確立できました。

 

参考ですが、3年かけて作った我が家の飼育環境ではインドホシガメが6頭元気に生活をしています。

飼育のために引っ越しした人のインドホシガメ飼育環境


参考

インドホシガメの飼育ノウハウ まとめ

2.飼育種の選択と選び方

 

入門種としては以下三種が良く飼育されています。(下に行くほど難しい)

・ヘルマンリクガメ

ヘルマンリクガメ分布地から考える飼育環境【温度、冬眠】

・ギリシャリクガメ

いろいろな模様の亜種がいるギリシャリクガメ分布地環境まとめ

・ロシアリクガメ(ヨツユビリクガメ、ホルスフィールドリクガメ)

ロシアリクガメ飼育を分布地気温・湿度から考える

リンクには日本の年間気候との温湿度比較などをまとめています。
入門種としましたが、これはあくまでCB(飼育下繁殖)個体に限ったことであり、調子のよいCB個体を選ぶことが初心者には必須です。

 

初めにお迎えする個体を選ぶ確認ポイントとしては以下の3点です

・鼻水がでていないこと

・目が潤っている(生気がある)こと

・よく動くこと

 

これらを確認することで個体の健康度合いがわかりますので、より調子のよい個体を選んでください。

 

繰り返しになりますが、初めてリクガメを飼育する際はや野生採取(WC)個体ではなく飼育下繁殖(CB)個体を選んでください。

 

健康度合いが全く違い、飼育難易度がCBの方がかなり楽です。

 

3.飼育環境

 

飼育環境としては種ごとに若干違いますが、基本は同じです。

 

理想の飼育ケージサイズも種によって異なってきますが、最低でも90cm水槽(床面積90cm×45cm)サイズ以上が必要です。

 

理想のケージサイズは下記のリンクを参考にしてください。

飼育経験から考えるリクガメに適正な飼育ケージ


飼育ケージを用意したうえで、中には床材を敷いて飼育します。

 

床材はヤシガラがお勧めです。

 

粗びきと粉状のものがありますが、お好みでよいです。

 

ヤシガラは保湿性が非常に高く、湿った場所を作るのに非常に効果的な床材です。

 

僕はインドホシガメ飼育の経験から湿度が飼育の重要なポイントだと考えています。

 

その詳細は以下にて。

ホントは難しい!リクガメ飼育に必要な知識【寿命、多頭飼い】


湿度は種によりますが、最低でも50%は必須となります。

 

加湿については、インドホシガメなど「多湿系」に入るものでは特に重要で60%でも乾燥している状態となります。

 

そのため加湿能力の高い超音波式加湿器を使うと良いです。

 

 

ただし、超音波式は水や加湿器に病原菌がついてるとそのまま拡散してしまうデメリットがあるため、きれいな水を使用し定期的に加湿器本体の掃除が必須です。

 

温度は25~30℃を目指し、保温球で最高温度35℃程度のホットスポットを作るとよいです。

 

温度は高い場所と低い場所を意図して作り、温度勾配のある環境を用意することが必要です。

 

野生化では自由に動き回って快適な環境を探すことができますが、飼育下では狭いケージの中がすべてですので、いろいろなスポットを作っておくとリクガメは勝手に好きなところに移動します。

 

リクガメは爬虫類(変温動物)ですので、自分で好きな温度のところに行けるようにしてやることが飼育環境の快適度につながるのです。

 

そのうえで日々の健康観察も行って病気を予防するのです。

リクガメの健康飼育【8つの観察ポイント】

 

 

餌についてはバランスよく野菜や野草を与えるのが一番であり、配合飼料はその補助食品的な立ち位置で使用するのが良いです。

 

バランスの良い食事によって健康を維持することも飼育環境としては重要となります。

 

良質なリクガメの餌はバランスによって決まる

4.病気とその対策

 

リクガメの病気はいろいろとあります。

 

その種類と対策方法を発生頻度順に以下にまとめました。

 

 

これらのうち、一番よく発生する鼻水の対策は飼育環境の温度を上げてやることです。

鼻水も簡単に治るインドホシ治療室


便秘、結石では温浴が効果的です。

 

病気については、どんなものがあるか知っておくことも飼育に必要な知識ですので、ぜひリンクを見てみてください。

 

ここでは細かい症状は記載していませんが、リンクでは実例を交えて症状や予防、対策について記載しています。

 

なお、♀は♂がいなくても性成熟すれば卵を産みます。

カメの抱卵、産卵の兆候と適切なケア方法

抱卵の兆候が出たら産卵させてやらないと卵詰まりで死亡してしまいます。

 

出来れば♂を飼育するのが心配も少なく楽ではあります。

 

治療を行う場合は動物病院へ行くのが最良の選択肢ですが、以下の方法で自分で治療も試すことができます。

爬虫類のペットが病気になった時の対応まとめ

5.まとめ

 

このページではリクガメ飼育の基本の基本をまとめました。

対象は「漠然と飼いたいけどどんな知識が必要で何が必要なの?」と考えているまだ飼育していない人です。

 

リクガメの飼育には主に電気代を中心に結構な費用も掛かります。

リクガメ飼育のお財布事情【餌代、電気代、医療費】


お迎えの方法も以下2通りの方法があります。

ペットとして爬虫類を迎える方法と飼育の実態

・爬虫類専門店

・展示即売会

ぜひ飼育の前にいろいろな情報源から情報を得て、まず飼育するかしないかから熟考して貰えればと思います。

 

生き物の命を扱う飼育は、非常に楽しいことも苦しいこともある趣味です。

 

飼育を始められたら、ぜひ同じリクガメ飼育者との交流をもって見るのも楽しいですよ!

 

自分の目線では考えも及ばなかった発見があります。

飼育者交流で得られるモノ

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kamesaki

インドホシガメ飼ってます🐢 カメラもやってます📷 プログラムやDIYとかいろいろやります 超趣味人な生活を楽しむ人生を目指して日々精進!

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