水棲カメとバクテリアの関係【飼育論考察】

カメ飼育をしていて、カメの調子を上げるものの中には目に見えない、数字で表せないものがあるということを実感しています。

 

それについて僕はバクテリア(細菌)の影響が大きいのではと考察しています。

 

爬虫類飼育への影響はあくまで個人的な実験から得た考察であり、科学的に立証まではできていません。

 

これは将来的には科学的知見からまとめてみたい飼育テーマとしています。

 

アクアリウムの知識から -水棲カメー

 

爬虫類飼育ではあまり触れられていませんが、アクアリウムの世界では水槽全体の調子を整えるのにバクテリアの存在が必須なことは基本です。

 

これは、魚等のフンなどの有機物から発生する非常に有害なアンモニアの排除を行うためです。

 

有益なバクテリアはエネルギー合成の過程でアンモニアを比較的無害な硝酸塩まで硝化してくれます。(生物濾過)

 

アクアリウムでは水槽の立ち上げから1月ほど水だけを回して水ができる(バクテリアの定着)のをまったり、他の水槽の飼育水を少し移してきたりとどうにかして有益なバクテリアが育つ環境を作ってから魚などの生体を導入していきます。

 

これは水棲カメについても同じであり、さらにはリクガメでも適用できる考えだと考察しています。

 

水棲カメの場合は水をかなり汚すため、水替え頻度が多くなりがちです。

 

ですが、我が家では普通よりもかなり水替え頻度を減らせており、夏場では最長1週間、冬場では1月ほど水替えをしないで維持できています。

 

それでもカメたちの調子は絶好調で餌食いもよく、皮膚、甲羅ともに非常にきれいに育っています。

 

その秘訣としては我が家の水槽と濾過槽の構成がうまいことバクテリアの維持と活動をできるように調整できているためだと考察しています。

 

本水槽は90cm規格水槽で、水位20cmまで入れており、水量は合計で81リットルです。

 

それに対し、濾過槽はゼオライトを大量に入れた合計16リットルの容量があり、水量に比べるとかなり多い容量を確保しました。

 

これだけの濾過槽を用意したのは生物濾過が機能すればカメにも非常に効果的ではないかと予想してカメ水槽で実験してみたかったためです。

 

海水水槽をやっている経験から生物濾過は極めると硝酸塩の排除(脱窒還元バクテリアの嫌気性ろ過)までできることを確認しています。

 

ただし嫌気層を置いた状態で有機物が増えすぎたり硝酸塩が枯渇すると異化硫酸還元が起こり、硫化水素が発生するリスクがあります。

 

この前提でゼオライトにバクテリアを定着させ、アンモニア吸着の化学濾過と合わせてアンモニア⇒硝酸塩までの生物濾過による硝化を達成できればと考えていましたが、有効に機能しているようです。

 

副次的に脱窒までできている可能性もあると考察しており、これは現在立証に向け検水を定期的にしてデータを集めている途中です。

 

ただし、脱窒までできていたとしても完全に水替えなしで維持できるものではないといったことは大前提ですが。

 

さらに、硝化バクテリアを多く維持できていると、バクテリアの力関係的に有害なものが発生しにくい環境となるため、病原の発生も抑えることができていると考察しています。

 

病原菌の少ない出来た水を維持することが、チズガメのような水棲カメを調子よく飼育ためのポイントだと実感しています。

 

リクガメについて

 

リクガメについては水棲カメほど具体的な仮説を示して科学的に考えることが難しいですが、同じくバクテリアが飼育環境の良し悪しに絡んでくるのではないかと考察しており、その仮定の真偽を立証できれば面白いと考えて飼育をしています。

 

リクガメ飼育では湿度維持の関係から、床材は湿らせている場合がほとんどで、そこには有機物も豊富にあります。

 

さらにインドホシガメでは病原菌も発生しやすい25~32℃程度を維持して、通気性もない環境で飼育する場合が多いので、床材が汚染されると爆発的に病原菌が増殖して生体に非常に害がある状態となります。

 

それを抑えるためにも、リクガメ自身が持っている腸内細菌や無害な常在菌を増やして安定した環境とすることができるとよいですが、いかんせん人間にはバクテリアのパワーバランスがわからないため、床材の定期交換をして不衛生にならないように維持する方法が現在の基本なのではないでしょうか。

 

フン等の掃除はもちろんすることが前提ですが、僕はすべての床材を交換しないである程度残すことで必要なバクテリアを維持することが、リクガメの健康に良いのではないかと仮説を立てて、夏から飼育をしてみました。

 

現在の状態としては中耳炎の再発してしまった個体が1頭いるので見た目的には間違っていた可能性も十分にあります。

 

しかし、そのほかの個体がかなり健康に飼育できているので、まだリクガメについて失敗とは見ず、継続して床材を全交換しない方法を試してみたいと思っています。

 

仮説の検証を引き続き行っていき、リクガメにとってより良い環境を作ることを目指していきたいと思っています。

 

まとめ

 

水棲カメについては既にアクアリウムと同様に生物濾過が有益であることは立証できたとみており、これからも有益なバクテリアの維持を考えたうえで水替えをして、飼育をしていきたいと思っています。

 

ただ、リクガメについては、明確にどうするのが良いのか示せていないため、今後も継続して検証を続けていく方針です。

 

引き続き検証の中で面白い結果が出れば、情報発信を行っていきます。

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kamesaki

インドホシガメ飼ってます🐢 カメラもやってます📷 プログラムやDIYとかいろいろやります 超趣味人な生活を楽しむ人生を目指して日々精進!

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1件の返信

  1. 2019年1月14日

    […] カメ水槽とバクテリアの関係 […]

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