飼育経験から考えるリクガメに適正な飼育ケージ

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リクガメ飼育をするのに、どのくらいのケージが必要か?

 

考えてみるとなかなか難しいところです。

 

リクガメは予想以上に非常に活発に行動しますし、広い床面積を与えてやると一日中動き回っている姿も確認できるほど歩きます。

 

そんなリクガメ飼育のために理想のケージサイズについて僕のインドホシガメ飼育経験よりまとめました。

 

リクガメの運動量

カメはのんびりしたイメージを持っている方も多いかと思いますが、実際に飼ってみるとそんなことは全然ないと驚くことになると思います。

 

リクガメは非常に活発に行動し、野生下では一日に十数kmも移動するような行動力を持っていますし、餌に近寄ってくるときなどはなかなか素早く動いて大きな個体だと迫力のある突進をしてきます。

 

突進後も餌にかじりついて一心不乱に食べる姿はとてもかわいいものです。

 

また、夏などの気温の高い時期には一日中ケージ内をぐるぐると歩き回って床材に道ができるようなこともあり、飼育下でも非常に高い行動力を見せてくれます。

 

このように実際に飼育してみないとわからない運動能力を持っているため、飼育ケージなどの床面積はできるだけ広いものを用意できるとよいでしょう。

 

ですが、限度もありますし、どうすべきか悩みどころですよね。

 

我が家では甲長20cmの♀個体と12cmの♂個体のインドホシガメペアに1.5㎡程度の床面積を与えて飼育しておりますが、それでも狭さを感じさせるくらい活発に動き回り、15cmの壁を♀がよじ登って脱走したこともありました。

 

インドホシガメに一部屋割いて、飼育設備を床に直置きしているため、脱走しても問題なく捕獲できますが、その運動能力の高さを実感させてくれる事件でした。

 

 

リクガメ飼育の理想の飼育環境サイズ

このように非常に活発に行動するリクガメたちを飼育するうえで、一番理想となるのはもはや放し飼いだと思います。

 

ヒョウモンリクガメやケヅメリクガメなどの大型種についてはおむつを履かせて室内放し飼いにしている人もいるくらいで、危険なものがなければ室内放し飼いも選択肢として考えられると思います。

 

なお、夏季であれば屋外放し飼いも選択肢になりますし、日本の気候に適応できる種であれば年中屋外放し飼いにしている人もいます。

 

多湿系リクガメ(インドホシガメ)の場合

インドホシガメの飼育においては、日本の冬は過酷すぎるので、秋~春までは飼育設備を組んでその中で飼育するのが現実的な選択肢かと考えます。

 

我が家では飼育頭数が多いため温室を作って外気から家の壁と合わせて二重の断熱境界を作って保温しています。

 

▼一例:我が家の飼育環境

 

一般的な飼育環境で考えても大きく変わらず、ケージ飼育を考える場合はケージが二つ目の壁になることになりますが、ここの断熱性能が重要になってきます。

 

この場合一番手に入りやすく、断熱構造がしっかりしている(作れる)ケージとしては120cmの木製ケージもしくがよいと考えます。

(インドホシガメ♀の場合は最低サイズ)

 

理想を考えると甲長20㎝を超えるリクガメ飼育には自作ケージが必要になってきます。

 

それも最大限に床面積を確保するためです。

 

また、これも理想なのですが、木製ケージを選ぶのであれば、スギやヒノキのような針葉樹系の材のものがよいです。

 

リクガメ飼育では床材が濡れる場合が多く、この時の抗菌性や材質の劣化にも対応できるのが針葉樹材です。

 

そのため、我が家の飼育設備で木材を使う箇所についてはすべて檜材を使用して自作しています。

 

一例として我が家の飼育環境は下記でご紹介しています。

さらに、木製ケージの場合は木材自体が断熱効果をある程度持っています。

 

なお、爬虫類向けケージはある程度通気性を持ったものが多いため、インドホシガメ等の多湿系リクガメの飼育にはあまり向きません。

 

インドホシガメ飼育では通気性よりも保温、保湿性能が重要なので、通気性はない方がよいです。

乾燥系リクガメ(入門種等)の場合

入門種とされているヘルマンリクガメやギリシャリクガメを飼育する場合でも理想は120cm×45cmの床面積を持つケージが良いと思います。

 

普通に手に入る飼育ケージであれば、このくらいのサイズが限界になってきますし、終生飼育を考えるならばできるだけ大きなものがよいです。

 

飼育する個体が小型種であればこの程度が必要十分な床面積ですので、このサイズを選べると運動面では非常に良好な環境が作れる素地はあります。

 

スペースの問題などがクリアできるのであれば、このサイズを選ぶのが良いです。

 

20㎝まで育つのもまれな入門種たちに120㎝ケージは大きすぎでは?

と思うかもしれませんが、かなりの行動量のリクガメにはそれなりのケージがあると健康の維持に有利に働きます。

 

運動不足は病気のもとになりますので可能であれば大きなものを選んでいきましょう。

 

また、乾燥系リクガメの場合は通気性を考慮して爬虫類用ケージを選択してみるのもよいでしょう。

 

 

120㎝ケージは大きくて値段も高いですが「理想を」考えるとリクガメ飼育に必要な床面積となってきますし、健康維持の初期投資として考えてもよいと考えます。

 

一応入門種程度のサイズであれば90㎝サイズでも飼育はできますが、それでもリクガメ飼育からすると少し狭いということは忘れないでください。

 

水槽を使う

これに合わせて、調子が悪くなった場合に備えて小型の水槽(60㎝規格サイズ)も用意しておくとさらに良いです。

 

木製ケージと水槽ではメリットやデメリットがありますが、水槽のメリットは通気性がないことです。

 

これは治療には非常に有利で、簡単に治療環境を作ることができるのです。

 

水槽は湿気を閉じ込めることができますし、小型の水槽であれば高温環境も維持できるため、病気の個体が出た場合にすぐに治療室を作ることができるようになります。

 

 

ここまで事前に準備ができていれば、軽い鼻水になったとしても、十分に治療ができる飼育環境を用意できます。

 

メインのケージと合わせて水槽も一応持っておくと安心できるでしょう。

 

まとめ

リクガメ飼育について、理想のケージサイズとなんとか可能なケージサイズについて記載いたしました。

 

活発に動くリクガメはかなりの床面積を必要とする生き物で、最低でも90㎝サイズで飼育することが必要です。

 

また、理想を突き詰めると、放し飼いに収まるほど狭いケージで飼うことには向いていない生き物です。

 

そのため、飼うのであれば、可能な限り大きなケージを用意してあげてほしいというのが僕の結論になります。

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kamesaki

インドホシガメ飼ってます🐢 カメラもやってます📷 プログラムやDIYとかいろいろやります 超趣味人な生活を楽しむ人生を目指して日々精進!

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