ペットとして爬虫類を迎える方法と飼育の実態

最近は珍しいペットとして飼育を始める人も多い爬虫類ですが、生き物を飼うといった行為は犬や猫と変わりません。

 

その中で、哺乳類と比べてどう違うのか?お迎えするためにどうすればいいのか?といったことをまとめてみました。

 

僕はリクガメ、水生カメ、蛇、トカゲ、ヤモリを飼育しておりますが、ここでは一般化して爬虫類を飼うとは?としてお話しします。

 

 

1. 哺乳類と爬虫類 ペットとして

 

ペットと言えば犬、猫といったところが一般的で、犬猫より簡単な動物を飼ってみたいといったところでハムスターが出てきたり、ちょっと変わったペットとしてはウサギ、フェレット、モルモット等の哺乳類を思い浮かべる人は多いと思います。

 

その要因としては、我々人間が哺乳類であり、モフモフの毛をまとった恒温動物が暖かくてかわいいと感じる傾向がつよいのかと考えています。

 

それに対して、爬虫類は変温動物で、ウロコで覆われていたり、ごつごつしているイメージがあるのか哺乳類ペットと比べるとなつかなくて飼育が難しく、かわいさよりカッコよさを求める一部のマニアックな層が飼育しているイメージもあるかもしれません。

 

しかし、飼育してみると、かわいいしぐさもいっぱいしてくれますし、なつくまではいかないもののよく人に慣れてくれる子も多く、飼育者の愛情のかけ方によって、人を危害を加えてこない生き物と認識し、いっぱい触らせてくれることもあります。

 

場合によっては人の体温の暖かさが気持ちよくなって手の中で寝てしまうようなかわいい子もいます。

 

また、爬虫類は変温動物で周囲の温度管理は慎重にする要があるものの、必要となる餌の量も哺乳類と比べるとかなり少ないので、給餌の回数や世話も手間も少なく5日ほど家を空けても問題ないような種も多くいます。

 

忙しい現代人向けのペットとしても魅力は非常に大きいです。

 

そのようなかわいい爬虫類ペットの飼育のススメと気を付けるべきポイントをご紹介します。

 

2. どこでお迎え?

 

お迎えを考える場合、大きく分けて二つの選択肢があります。

 

  • 爬虫類専門店(ペットショップ等)
  • 爬虫類展示即売会

 

この二つの選択肢には一長一短がありますので、僕なりに考えるポイントをご紹介します。

 

爬虫類専門店

 

爬虫類専門店でお迎えする最大のメリットは店員さんに飼育方法やその個体のクセを細かく確認しながら検討できる点があります。

 

なかなか初めて飼育する場合はどのようにすれば元気に育てられるのかわからないことばかりだと思います。

 

温度は何℃で湿度はいくらで等の情報はネットで調べれば出てきますが、細かいレイアウトの決め方(特にこれはダメといったこと)や疑問に思ったことをすぐに聞ける人がいるのは心強いです。

 

お迎えした後も定期的に餌を飼いに行ったりしたときに、日々飼育していくうえでどんどん出てくる疑問も相談したり、飼育している子の話もできて飼育が楽しくなるのではないでしょうか?

 

また、基本的に気の荒い性質の種もペットとして飼育されることもありますが、そのような種に惚れた場合、選択肢は飼育をあきらめるか、荒い性質を受け入れるかけではありません。

 

すでに人に慣れている個体をお迎えするといった選択肢もあります。この場合、お店で慣れているか話を聞き、直接触らせてもらって確認できたりとゆっくりと検討することができます。

 

爬虫類は長生きな種が多いため、長く付き合っていく子をゆっくりと決めていく時間は非常に楽しいです。

 

爬虫類展示即売会

 

爬虫類ペットをお迎えするもう一つの選択肢として、爬虫類展示即売会があります。

 

この場ではたくさんの種、個体が展示されており、その子たちを大勢の来場者が見て回りながら気に入った子をお迎えしていくといったものになっています。

 

中には非常に珍しく、見られるだけでも来た甲斐のあるような種もおり、マニアたちの目も光る楽しい会場となっています。

 

ただ、大勢の人が来場しているといったこともあり、ゆっくりと1頭ずつ見て回ることは難しく、店員さんに飼育方法を聞くにもなかなか多くは質問しづらい状況です。

 

さらに、目の肥えたマニアが大勢参加していることもあり、素晴らしい個体は開場直ぐにお迎えされていくので、時間勝負にもなります。

 

あまり悩んでいる時間はなく、運命の出会いを信じて即決即断が求められるので、事前に基本的な飼育方法等の必要知識は持っていないと難しいかもしれません。

 

ですが、見ているだけでも楽しく、行ってみることで気になる種を比べて見れる点は展示即売会の大きなメリットです。

 

3. 心がけ

 

まず、一番初めに知っておかなければならないポイントはほとんどの爬虫類は「懐かない」といったことです。

 

犬や猫のように自分の考えを飼い主に伝えて率先してスキンシップを取ってくるといったことを望む人には、あまり向かないと思います。

 

立ち位置としては犬、猫のような「家族」ではなく、「同居人」といったイメージです。

 

あまり関わる必要はないけど一緒に暮らしているといった感覚で僕は飼育しています。

 

この理由としては、飼育に必要な手間があまりかからず、触れ合うというより生きている姿を見ることに楽しみを見出しているからです。

 

なので、部屋の良く見える場所に飼育ケージを置いて動いている姿を見せてもらえるだけで満足しています。

 

それでも飼い主にアピールをしてくる種を飼いたい場合は断然カメがお勧めです。

 

カメは飼い主をちゃんと餌をくれる生き物と認識しており、家に帰ったら水生カメの場合は餌くれダンスを始めたり、リクガメの場合はよってきたりして、蛇やトカゲよりも飼い主を認識してくれます。

 

入門種リクガメ紹介と飼育方法まとめ【ヘルマンリクガメ、ロシアリクガメ、ギリシャリクガメ】

ただし、種によっては姿を見せてくれること自体が稀で「土を飼ってる」とマニアたちに言われるようなものもいるので、お迎えする前にどのような生態をしている種なのかよく調べて飼わないと自分が思っていた飼育とは違うといったミスマッチが起こります。

 

長いこと付き合っていく生き物をお迎えする前にはよく考えて、おかなければなりません。

 

そして、もしも飼育継続が難しくなってしまった場合は誰かに譲るまでが飼育者の責任です。

 

絶対にやってはいけないのが自然に解き放つことで、これは生態系汚染につながる飼育者として最低の行いです。

 

必ず、次の人に渡すことを考えなければなりません。

 

4. 良いこと悪いこと

 

爬虫類飼育についていろいろとお話ししましたが、やはり良いことと悪いことがあります。

 

何を飼うかによって変わることかと思いますが思いつく限りでまとめてみます。

 

良いこと

 

*餌を毎日与えたりする必要がない種が多い

蛇では1年程度食べない種もおりあまり手間をかけなくても育てられる種もいる

 

*種によってはいろいろと柄(モルフ)があり、繁殖も楽しめる

繁殖後もどのような柄になるか遺伝の知識は必要です

 

*しつけをしなくてもよい

掃除は必要です

 

*カラフルでいろいろな種がいるからコレクション性がある

どんどんお迎えしたくなっちゃいます

 

 

悪いこと

 

*懐かない

逆に野性味を楽しむくらいの気持ちでお迎えの方がよい

 

*種によってはほとんど姿を見れないことも

それでも愛せるなら飼えます

 

* 情報が少ない種も多い

情報交換できる人は貴重です

 

*診てもらえる病院が少ない

飼う前に調べておくとよいです

 

*体調が悪いことを隠す

毎日の観察が重要です

 

良いことと悪いことをまとめてみましたが、やはりメジャーなペットでないため、診てもらえる動物病院が少ないことがネックだと思います。

 

なお、爬虫類が好きになればたくさんお迎えしたくなり、その流れで自然とブリーダーになっていく人もいます。

 

 

5. 人との交流

 

今の時代、ネットの情報だけでも飼育方法を調べて一人で爬虫類飼育を始めることも可能です。

 

しかし、僕は同じ爬虫類飼育者との交流によってその楽しさは何倍にもできると思っています。

 

飼育者交流で得られるモノ

特に飼育情報の少ない種の飼育を目指す場合は、いろいろな人の飼育方法を聞いて、情報を得ることで様々な場面で役に立ちます。

 

爬虫類は基本的に体調が悪くなったとしても調子が悪いことを隠します。

 

誰が見てわかる状態になっている場合、すでに重篤な症状であることも少なくないです。

 

そのため、ほかの人が飼育していく中で気づいたり見たりしている視点どのようなところか、問題があったらどう動くのかといった話は非常に参考になり、大きな気づきを与えてくれます。

 

自分からも情報発信をすることで、飼育種の話で盛り上がったり、飼いたい種の話をしたらブリーダーさんを紹介してもらえたり、メリットもいっぱいあります。

 

相手としても自分が当たり前にやっていることを話したらそこから気づきを得たり、飼育種の話ができたりでお互いが得する関係を築くことができれば楽しい爬虫類ライフになります。

kamesaki

インドホシガメ飼ってます🐢 カメラもやってます📷 プログラムやDIYとかいろいろやります 超趣味人な生活を楽しむ人生を目指して日々精進!

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