チズガメ水槽の水質調査
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我が家では現在90cm水槽で2匹のクロコブチズガメと4匹のキマダラチズガメを飼育しています!
こう書くと過密なように感じますが、キマダラチズガメ3匹はまだ成長中で甲長6cm程度の個体であるためなんとか間に合っています。
近々設備増強を考えていますが、このメンバーでいる間に水質調査をしてみました!
餌はレプトミンの普通のものとスーパー、カメプロス、乾燥エビを混ぜて与えており、10gほどを毎朝食べさせています。
この状態で1週間水かえなしのでも臭くならない程度の水質を維持できています!
ちなみにろ過槽の設計はこちらに記載しています!
水の色とリン酸
目視で確認できる水質としては、色はレプトミンスーパーの影響が強いのかオレンジがかっており、若干の濁りが確認できます。
▼バスキングスポットとキマダラチズガメ
また、バスキングスポットへ上がるための木製スロープには若干苔が生えているもののその他には苔はなく、水かえだけで掃除はあまりしなくても水槽の透明度は保てています。
この状態で1週間水かえなしのリン酸を測定してみましたが、やはりすごい量です!
▼リン酸塩比色法計測結果
5ppm程度もあり、熱帯魚水槽などでは許容不可能な数値になりました。
水かえを普通にしていても数ppm程度で安定しそうでカメは水を汚すことがよく分かる結果です!
苔が生えない原因はあまりわかりませんが、とりあえず安定してくれているのでよしとしています。
硝酸塩
リン酸塩より悪影響のつよい硝酸塩についても測定しましたが結果は思いの外良好でした!
▼全窒素比色法計測結果
まず、水の臭い(アンモニア臭)はあまりしないのでアンモニアはほぼ不検出、亜硝酸についても協力なゼオライトろ過槽のおかげでほぼ不検出でした。
ゼオライトろ過槽は16リットルのゼオライトを入れているので物理ろ過はもちろん、化学ろ過や生物ろ過が十分に機能するようにしています。
水替え時にも有益なバクテリアの温存を考えて掃除するようにしており、十分に出来上がった水になっていると考えています。
この状態で硝酸塩について測定すると、予想外に少なく、10~25ppm程度との結果になりました!
想定では1週間放置後の水なので100ppm越えでもおかしくないと考えていましたが予想より良好な結果に満足です!
この水質の維持ができているため、飼育開始から1年程度まったく問題は起きていません。
この結果についてちょっと考察をしてみましたが、ゼオライト内やゼオライト層の底で嫌気性バクテリアが増殖して脱窒作用が働いたのではないかと考えています。
このまま継続して水質変化を観察しても大丈夫なような気もしましたが、安全を取って今回の水質調査はここまでとしました。